先日、涙の断捨離式をしました。(´;д;`)
トップの画像のIKEAのBOXの中身です。
イケアの箱に入っているのは、享年21歳で昨年お空に旅立った愛猫キリが使っていたモノ。
本日のブログ記事には一部の方が不快に感じるかもしれない画像もあります。涙話しは苦手という方は別のネコ記事(!?)をご覧ください。
(過去記事)
▶︎ミニマリストを叩く人の正体は!?超シンプルライフな黒猫に癒されながら、犯人を暴く
いよいよ涙の断捨離の日
「あぁ、とうとうこの日がやってきてしまった」という気持でした。
前の晩はひそかに泣いていた私。
でも、当日は他にヒトが3人も居たし楽しい雰囲気だったので、重々しい気分にはならずに笑顔で作業をすることができました。
この箱は、階段の踊り場のところにあるお立ち台のような?場所に祭壇のように置いてありました。ちょうど、階段下の変形クローゼットの屋根の部分にあたります。(階段下クローゼットの記事)
箱の両側にあるのは、香港で買ってきたクリスタル製の透明なお香入れ。
この器の中には、いろんな種類のカラフルなクリスタルが入っています。上からみると色とりどりの宝石のようで綺麗ですよ。高貴な雰囲気だったキリにピッタリです。
箱を開けるとこのように↓なっています。
箱の中が赤いので気に入りました。キリは赤がとっても似合う子で、首輪はいつも赤いビロードのものをつけていたんです。
猫の足跡がついているお皿は、キリがご飯を食べるときに使っていた食器です。
小さな白いケースには、綿に包まれたのど仏が入っています。
ビニール袋にはキリの真っ白な胸毛とキジ柄の部分の毛。最期までツヤツヤしていました。
そして、六角形の白い和模様の箱にはお骨が入っています。
この家が建つ前、古家やブッシュを一掃して更地にした頃、キリはお空の世界に行ってしまいました。
「一緒に新しいお家に入居したかった...」と願っていたため、まだ家が建つ前の更地に、移動式の葬儀屋さんに来てもらい、この地(今住んでいる場所)で火葬していただいたのです。火葬するための焼却炉のようなものが積んである大きめのワゴン車でした。
その時に、扱いやすいようにと遺骨を骨粉にしてくださいました。
六角形の箱の中には、その粉状になったお骨が入っています。
このお骨は、『美しく食べられる庭』が完成してバラを植え付ける時期が来たら、バラの根元に納骨しよう、と心に決めていました。
そして、先日その日を迎えたのでした。
(過去記事)
▶︎断捨離をがんばり過ぎて、トキメキが足りなくなると!?
バラになって咲いておくれ
先日、本植えしたバラの名は『ブラン・ピエール・ド・ロンサール』。
一般的なピエール・ド・ロンサールは可愛らしい明るいピンクなのですが、「ブラン(白)」とつくものは、アイボリー色の花びらが中央に向かうにつれてくすんだピンク色になるグラデーションで、 “アンティークカラー” をしたシックな色合いのバラ。
このバラは微香ながら、花びらが幾重にも重なる大輪でキリちゃんのイメージにもピッタリだと思います。
深く穴を掘って、まず腐葉土や黒土そして肥料を混ぜたものを入れます。
シャベルで穴を深く掘ってくれたのは、植木屋さんのオジさん。植木屋の奥さまの方にはお話ししてたんだけど、オジさんは今日の納骨のことを知らなかった様でした。
オジさんが「ちゃんと穴ん中にトンプン(豚粉)も入れてっからよ」と言ったので、私は「あ!ちょっと待って!猫粉も入れっから!」と返し、皆の笑いと笑顔の中で納骨をすることができました。(一般的にバラの根元には牛骨や豚骨の粉をカルシウム肥料として与えたりします)
(過去記事)
▶︎ミニマリストの洗面台、超シンプルだけど「ときめきポイント」です!
猫と一緒に引っ越しを8回も!!
ペットというよりも、同等の関係?へたしたら親のような存在でした(私はいつも心配されたり怒られていたりしたので)。
キリはアメリカで生まれて米国内で5度の引っ越しを一緒にした後、日本への海外引っ越し、日本に来てからは2回の引っ越しを共にして、21年間も一つ屋根の下で一緒に暮らしてきました。
自己主張が激しくよく喋っていたけれど、優しくて思いやりに溢れた猫でした。
本当は、今の大好きな家で一緒に暮らし看取りたかった。でも、残念ながら引っ越しの7〜8ヶ月前に旅立ってしまった。
そんなわけで、キリはイケアのBOXに入って、一緒に入居したのです。
お別れした日から、粉になったお骨は、新居のお庭に植えるバラの木の根元に埋めると決めていました。
モノは普通の断捨離をします
キリは美しい大輪のバラとなって、これから毎年私たちの前に現れてくれるでしょう。
春が来るのが待ち遠しいです。
2014年10月に旅立ってしまってから先日まで、まだキリにすがりつくような気持が残っていましたが、納骨を終えて少し気持的にも整理がついてきたように感じます。
IKEAの箱、キリの食器、六角形の骨壺は、ふつうの断捨離をします(涙)。
ミニマリストだからというより、モノを拠り所にしてキリにすがりつくような心的傾向がみられるので、モノは手放そうと思いました。
なかなか別れがたかった形見のモノ。
泣きながらでも断捨離すべきという気がしたので、予定通りに行いました。
みなさまも、泣きながら断捨離したモノってありますか!?
キリと私のおはなし、お読みくださってありがとうございました。
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