以前の記事でも、カラーのことを取り上げました。
記事の最後の方で、「『補色』については次回に...」 と書きましたが、今日は「色の組み合わせ方」と「補色カラー」について、ちょっとふれてみたいと思います。
一番最後に、実際のカラーの選び方ステップを記載しますね。
数色のカラーを部屋に取り入れる時に、補色の特徴や効果について知っていると、お部屋にバランスをもたらすことができるので、とても便利。
癒される感のあるお部屋の設えになります。
(関連記事)
「シンプルライフで選択する、カラー選びのヒント(身体編)」
補色の前に、暖色&寒色のおさらいから
私たちは、部屋にある「カラー」によって、免疫機能、睡眠、成長、神経、などに影響を受けています(過去記事参照)。
環境にカラーを取り入れることで、自分や家族が受ける影響をコントロールすることができます。
補色(コンプリメントカラー)についてお話しする前に、暖色系と寒色系それぞれについておさらいしてみます。
ご存知の方も多いかもしれませんが、そんな時は次の暖色系と寒色系のところは飛ばしちゃってください。
暖色系(ウォームカラー)
<<<赤・マゼンダ・オレンジ・黄色>>>
身体機能を刺激し、脳をより活発に機敏に働かせるはたらきがあります。
地に足のついた強力なカラー。性質的に「アクション」のカラーであり、マグネティックカラー(意識を引きつける)としての効果があり、男性エネルギーのような力強い性質を持っています。
使うと良い影響があるお部屋は、こんなお部屋。
・リビング
・ダイニング
・勉強部屋
・テレビ部屋
・プレイルーム
・仕事部屋
・スタジオ
・受付エリア
・ホール
・階段
・温室
など刺激を与えてくれる暖色系が適しています。
寒色系(クールカラー)
<<<青・シアン・紺色・バイオレット・ターコイズブルー>>>
マインドを落ち着かせる効果があります。エレクトリックカラーであり、受動的で静的。女性エネルギーのような静かな性質を持っています。
心休まる平和な雰囲気を創りたい部屋には、寒色系やパステルカラーがリラックスと波動の調和をもたらしてくれます。
■インディゴブルー(濃紺)やバイオレットなどの短い波長の色は、睡眠を誘発し多幸感をもたらす形で人に影響を与えます。
■いくつかのブルー系は、顕在意識を落ち着かせ、潜在意識や直感にアクセスさせる働きがあると言われています。
▶︎ミニマリスト必見!あなたの嫌いな色が、力になってくれるかもしれない!?
補色(コンプリメントカラー)
さて、いよいよ補色についてです。補色とは、ある色の自然法則的に反対に位置するカラーのこと。
以下の(例)を見ていただくとわかるように、補色同士は暖色系VS.寒色系になっています。
各カラーには、必ず「補色」があります。
真逆の補色カラーには、反対のエネルギーが含有されていますので、それをお部屋のコーディネートに使ってゆきますと、心身のバランスがよくなる設えになります。
補色同士の組み合わせは、互いの色を引き立て合う相乗効果が(補色調和)あり、補色となるペアーの色は、互いの個性的な性質のバランスをとりあい、互いに刺激を生み出します。
下記の表で、対角線側にあるカラーが補色になります。
紫色なら黄色、ブルーならオレンジー、マゼンダなら黄緑色、これらが補色同士になります。
2つの磁石を近くに置くと、はねつける力はなくなり、互いに引きつけ合ってピッタリくっつきます。
補色同士もこのような感じになります。
それぞれのカラーは、補色の逆の色をしていますけれど、そのエネルギーも引きつけます。
住居の中のインテリアを設える時に、調和とバランスを得るために、ある色+補色を使うと、自動的に引きつけあいバランスをもたらしてくれます。
実際のカラーの選び方
それではいよいよ、自然の法則に従って、ハーモニーをもたらす『カラーの組み合わせ』の選択方法についてです。
【Step①】
メインになるカラーを決める【Step②】
もう1色、似かよった色を選び①と②をベースカラーとする【Step③】
少なくとも一色の補色カラーを選ぶ
カラー選びは、以上の2ステップです。
一つずつ説明してみます。
①メインになるカラーを選ぶ
メインカラーは、自分の好きな色になることもあれば、家が建っている土地の雰囲気に合わせたい場合もあるでしょう。また、家族の人数が多いときにはニュートラルなカラーをメインにしたいかもしれません。
いずれにしても、まず最初にメインカラーを決めてください。
②2色以上の似かよった色を選ぶ
①で選んだメインカラーと、同色でトーンの違う色を選びます。(その色より薄いか、濃いか、どちらか)
例えば、①でメインカラーとしてピンクを選んだとします。
その場合、②のステップでは、それより“濃い”ピンク、もしくは“薄い”ピンクを選ぶということです。
③補色カラーを選ぶ
補色は、バランスと調和を強める働きがあります。メインカラーとは違う色合い(明暗)の補色を選びましょう!
もしも数色が同じ明暗(色合い)から選ばれているとしたら、それらの色は互いに喧嘩してしまいます。
目でみていると視覚的に疲れてしまいますし、アンバランスな構成を生み出してしまいます。
(例をあげると)
メインカラーが『薄いみどり』の、そのままの補色は『薄いアプリコット色』になります。ただ、これだと同じ明暗になってしまいますので、③のステップではNGXです!!同じ明暗ですからね。
メインカラーの『薄いみどり』のための、補色に選ぶべき◎は『濃いアプリコット色』を選ぶ、ということです。薄いみどりと明暗が違うのでNICEな選び方です。
超NGな組み合わせ
もしも、同じ様に明るい2色を使った場合。そして、その2色が『補色』ではなかった場合、NGなカラー選びになってしまいます。
(例)は、ブルーとマゼンダ色、ブルーとみどり、などです。上の表で確かめてみてください。
補色同士ではない明るい色2色を組み合わせてしまうと、お互い相手の色を自分の補色に近づけようとしますので、カラーを見た時の私たちの視覚を変えようとしてしまいます。
その結果、なんとなく疲れたり、部屋が綺麗に見えなかったりしてしまいます。
もしも、上手にカラーが選べていたら、色同士が互いに元気付けている感じになります。
逆に、あまり上手に選べていなかった場合、カラーを互いに弱め合ってしまいます。
インテリアや家具のカラー選びに試してみてください♪
「2つのカラーをベースカラーとして選び、どちらかの補色を選ぶ」方法は、一番簡単な調和のとれた色合わせの方法です。
ぜひ、家具や小物を選ぶ時、カーペットやクッションの色合わせ、カーテンの色選びなどの参考にしてみてください。
また別の機会に、この方法とはちょっとだけ違うカラーの選び方もご紹介したいと思います。
『補色』の選び方はとても重要ですね。シンプルライフを彩るカラーの魔法みたいに作用します。調和と癒しをもたらしてくれる心地よい住まいをつくる参考になればとおもいます。
ブログランキングに参加中!下のボタンをクリックしていだけたら嬉しいです。
応援クリックいつもありがとうございます!ブログ更新の励みになっています♪