「本当にやりたいこと」だけを選別し、それ以外はすべて排除してゆく、ミニマリストのセミアが、あるファイナンシャル・アドバイザーの知人から聞いた、『家賃』と『収入』の不思議な関係についてのお話しを、シェアーさせていただきたいと思います。
それは、まだセミア家が現在の住まいに巡り会っていなくて、さてどこに住もうか?と、探し求めていた時のことです。
そのファイナンシャル・アドバイザーの知人とラウンジでお茶を飲みながら歓談している時、話の流れで、「やっぱり、無理なローンを組むのってよくないですよね」と、何気なくその知人に意見をもとめてみたのです。
すると、そのお金のプロである彼は、こう答えたんです。「いえ、それが...そうでもないんですよ」と!
私は、かぶりつきで「え?え?どうしてそんなふうに思われるのですか?」と聞き返しました。そんな常識はずれな答えが帰ってくるとは思わなかったからです。
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そこで彼は、面白い実話を話してくれました。
「ファイナンシャル・プランをまかされているお客様の様子を見るにつけ、どんな家に住むかっていう事は、すごく重要だと考えさせられているんですよ」と。
そして、以下の2つのカップルのケースについての実話を教えてくれました。
ケース①
「あるお客様が、予算以上の物件に出逢ったので、計算してみると生活費をかなり切り詰めなければキビしい家賃だったんです。で、それを告げたのですが、お客様が”それでもいいからここに絶対住みたい”と強くおっしゃり、実行したんですよね。
そしたらですね、引っ越した後から、なんと!どんどんお給料が上がってきてしまい、予算以上の物件に住んでいても生活費を切り詰めることなく毎日を楽しんでおられた、という出来事がありました」
ケース②
「また、別のご夫婦の話しでこんなのもあります。まだ結婚したてで子供がいないご夫婦だったので、子供を作る予定の3年後までの間にお金をがっつり貯めようということになり、その時に住んでいた部屋よりも、もっと狭くて安い家賃の物件に引っ越したんです。そうすれば、家賃の浮いた分を貯金にまわせるじゃないですか。3年あったらかなり貯まります。
ところが、なんということでしょう!狭くて安い部屋に引っ越したあとから、共働きのご夫婦の給料が、どんどん減ってきてしまったのです。で、貯金できる額が以前の家に住んでいた時とほぼ同じ額くらいしか貯金にまわせなくなってしまったのです。」
ファイナンシャル・アドバイザーが見てきた真実!
このようなことは、この2カップルだけに起こったわけでは無く、ほとんどのお客様に当てはまるのだそうです。
ですので、そのファイナンシャル・アドバイザーの知人は「お金を貯めるために、安い家賃の狭めの家に移り住むことは、やめた方が良い」という持論を持っているそうです。
また逆に、「家賃の高い(ローンの高い)物件に引っ越しをすると、なぜか収入が上がることを目の当たりにしているため、お客様の無理な計画にも頭ごなしに反対はしない」という考えも持っているそうです。
胡散臭さがみじんもない、優秀なお金の専門家である彼が体験してきたことなので、私も素直に「そうなんだ!じゃ、安心してちょっと上の暮らしができるように目標をたててみようかな」と思いました。
そして実行してみたところ、彼の言ったとおりになっています。なんとなく、その意味がわかるようになってきました。
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ワンランク上の暮らしは、自己イメージを上げる
要するに、本来の自分よりもワンランクだけ上の暮らしをすると計画しただけで、自己イメージが格段に上がるんですよね。エフィカシーとも言いますが、豊かさを心で感じることができるんです。
これは、うさんくさい系の人が語った言葉ではありません。自己啓発や霊的な話でもありません。お客様のライフプランやお金を増やす相談に日々のっているお金のプロである専門家さんが体験している事実です。
家の大きさや規模にとどまらず、「どんな家で暮らしている自分が、自分らしいか!?」を考えてから住まいを選ぶことをすると、より良い生活を手に入れられるのではないでしょうか。
例えば、小さな家であっても、シンプルに美しく片付いていて清潔。そんな家に住んでいる自分を誇りに思うのではないでしょうか?
そんな気持ちの人は自己イメージが上がり、収入もそれに伴ってゆくということなのかもしれません。
私たちは、このファイナンシャル・アドバイザーの知人から聞いたこの話しで、人生がどんどん好転していったように感じています。
どのように受け止めるかは、あなた次第。
あなたは「どんな家で暮らしている自分」が、自分らしいと思いますか!?
もしあなたが「収入を上げたい」と思うときがきたら、この「家賃の高い部屋に住むべし!」の記事のことをチラっと思い出してみてください。いつかどこかで、心豊かなシンプルライフのための参考になることを願っています。