住まいを選ぶとき、家の間取りと同じくらい、周囲に住んでいるのはどういう人達なのか!?ってこと、シンプルライフを営む上ですごく重要ですよね。
今日は、今よりもっと幸せになるために、住む場所を考慮するときのポイント、どんな環境を選ぶのがいいのか!?などについて、考えてみたいと思います。
セミアは、生粋の引っ越し好きでした。
だから、これまでの人生では賃貸住宅に住まいながら自由気ままに環境を変え引っ越しをしてきたのです。
しかし昨年、“美しく食べられるガーデン” がメインとなった2人用の小さな家を建てました。
それは、中年になって結婚した相手が、たまたま地域密着型のお仕事を営んでいたからです。
家族ができたから、それに合わせて人生設計を柔軟に変えてゆきました。
自分に我慢を強いるのではなくて、こんどは引っ越しという趣味(!?)に匹敵するか、それ以上に大好きな「植物を育てること」を楽しめる環境で「モノを持たない暮らし」をしてゆこうと決心したのです。(そしてミニマリスト化へと拍車がかかった...)
そのような生活を計画するにあたり、最も重用視していたのが、どこに住むのか?『環境』に関する部分です。
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住居探しは、まず環境から選ぶべし
そんなこんなで、もう半世紀も生きてしまったワタクシですが、引っ越しを重ねてきた経験と、土地探しをした数年間の間に数々の物件を見てきた体験から、こういう持論を持っています。
『住む場所は、自分のライフスタイルよりワンランク上のエリアにするべし』
ときどき近隣とのもめ事で苦労している方のお話しを聞く事があります。
その様な近隣とのもめ事のほとんど(全部といってもいいくらい)は、価値観の相違からきているもの。
そして、人々がそういうときに口にするコトバは「信じられないわ!あんな非常識なことを言う(する)なんて!」。
Aさんが非常識と思うことも、Bさんにとっては常識だったりします。
自分の価値観とあまりにも違いすぎる人達が暮らすエリアに住居を構えると、こういった苦労がたえません。
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人として成長できる環境がある
それを、逆手に取って自分をアップグレードさせる方法があります。
別のいい方をすると、「自己イメージを上げる」とか「運気を上げる」とも。
それが、
『住む場所は、自分のライフスタイルよりワンランク上のエリアにするべし』なのです。
もしも、現在の自分のポジションよりハイレベルな位置にいる人々が暮らすエリアに住むことになったとします。
すると、その中でみんなとは価値観が少し違う、という状況に陥ります。
その人達の常識から見たら、自分は非常識かもしれません。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、自分よりワンランク上の人達の常識を「周囲の環境」から学び取るのです。
空気感をよんで、体得してゆくことができます。
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間違えてダウングレードした環境に住んでしまったケース
人はみな同じですから、人間にレベルというものは存在しません。
ここで言う “ワンランク上” とは、「気づいている範囲が広い」、「自分と違う視野で世界を捉えている人達」、という意味で使っています。
分かりやすいように、真逆の具体例を上げてみます。
要するに、アップグレードではなくダウングレードした環境に住んでしまった例です。
Dさんは、雰囲気があまりよくないなと感じるような、河の生臭い匂いが気になるエリアへ引っ越しをしました。
家賃がリーズナブルだったので、2年後に新築を建てるためにお金を貯めたかったからです。
道の雰囲気もあまり美しくはありません。建っている家やアパートは古めかしく痛んでいるものがほとんど。
そこに暮らし始めて、最初の週から問題が起こりました。
隣の人が窓を開けて大きな声を出して何か言っている。ゴミ出しをすると必ず袋を開けられる。挨拶しても無視される。などなど。
結局、何一つ解決できないばかりか状況が悪化してゆくばかり。敷金礼金を沢山払ったにも関わらず、やむおえず1ヶ月でそこから別のところへ引っ越しました。
Dさんはこの体験から、周りの人達と明るくご挨拶できる環境とか、街路樹や花のある整備された地域、などが自分達の暮らしにとって欲しい環境であると気づいたそうです。
Dさんにとっては、高い勉強代になってしまったけれど、新築の家を建てる前に気づいて本当によかったと思います。
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自分の望む方向へと成長したい
私自身ももちろん、この方法で身の丈以上のアップグレードした環境を選んで住んできました。
その結果、「いやいや、そんな、とんでもありません!」みたいな自己卑下をするような自分と決別し、自分が本当に望むものを胸をはって望めるようになりました。
私が体験した例をお話ししてみますね。
アップグレードして高級住宅街に住むメリット
あるとき「もっと収入を上げたいよね」という目標があった時期がありました。だから、引っ越し先を高級住宅街に定めました。
その地域に住む人々(おそらくそのときの自分より収入や資産が多い人達)の価値観や振舞などを空気感で感じ取り、無意識レベルで真似るためです。
高級住宅街の中にも、貸しアパートや賃貸の戸建てが存在します。
レベルアップしたエリアに住むといっても、その時点では住居まで同じにすることは不可能です。
なので、そのエリア内の賃貸の物件に入ります。
そこでは同じ釜の飯を食うじゃないけど、ワンランク上の人々と、同じ日に同じゴミ出しをする、同じ道を通って通勤する、同じスーパーで買い物をする、といった体験ができます。
こんな体験は、そのエリアに住まずしてすることはできませんよね!?
私がワンランク上のエリアに住み始めて、最初に驚かされたのがゴミ捨て場の様子。
これまで見たことがないくらい、ゴミ置き場が美しいのです!!
例えていうならば、まるで商品を売っているお店のような感じ。。。
そのくらい、美しくまとめられたゴミ袋が、等間隔できれいに並んでいたのです。
極めつけは、紙ゴミの日の様子。
紙ゴミは紙袋に入れた上で口をガムテープで閉じる、という決まりがありました。
紙ゴミの日にズラ〜っと並んだのは、高級食材を売っているハイグレードなスーパーの紙袋たち。
統一感のあるその紙ゴミの日の光景に、ビックリでした。
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最初はビックリしちゃったけれど、自分もそこの店で紙袋を調達し、紙ゴミのときに使うようにしてみました。
そうしたら、だんだん慣れてきちゃったんですよ!
そう、1年が過ぎたころにはすっかりそれがフツーのこと、になっていったのでした。
空気感を読み、みんなの真似をする。そうやって自分よりワンランク上の視野をもった人達から非言語の様式をたくさん学ばせていただいたのでした。
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自分をアップグレードさせたい
まとめてみますと、
『今の自分のライフスタイルよりワンランク上のエリアに住む』理由は、
◎うまくいってる人の自然体な様子を肌で感じる
◎視野を広げるために視野の違う人を真似てみる
ためになります。
何かのきっかけが無いかぎり、いままで見えたことがないコトは、同じ事を繰り返していても見えないまま。何も変わりありません。
自分が見たいな〜と思うようなことを見えてるであろう人達から学び取ることは、子供が成長するときと同じやり方。
良い雰囲気のするエリア、小綺麗なエリア、高級住宅街、自分が感じがいいなーと思ったエリアで、賃貸物件を見つけて住んでみてはいかがでしょうか!?
きっと新しい、自分の発見に繋がることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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