風水についてシンプルライフの視点から考察してみる
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私は “終の棲み家” と出会うまでの間、7年間にもおよぶ物件探しをしてきました。この長年の経験から、これまで1000以上の物件をみてきました。

必要だったからやってきたことだったのですが、7年もの間やり続けていると、自分の中で体験が蓄積されていき、やがてリソースになるんですよね。

そして、いつのまにか自分の中で物件を見ること自体が「好きな事」になってしまっていました。

だから今でも、土地が売っていれば見にいってあーでもないこーでもないと考察してみたり、散歩中に「あ、この家キモチよさそう!」と思ったら、すぐにiPhoneの方位磁石アプリを立ち上げて、朝日はどのくらいあたるのか?西日に悩まされてないか?とか、そんなことをすぐ調べたりしてしまいます。

自分たちの家づくりは業者さんに任せるだけでなく、心地いい暮らしについて、自分たちも深く考えていく必要があります。

私が物件を見るとき、二つの視点から見るようにしてきました。


👉 一つは不動産物件としての評価。

👉 もう一つは風水的な観点からの評価。


これら2つの視点から物件を観察してきました。

そこで今日は、「風水ってどうなのよ?」という話題について、書いてみたいと思います。シンプルライフを目指す、ミニマリストとしての「風水」です。

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風水とは?

これ↓が、私が思う風水の定義です。


風水とは、ある環境において人がどうじるか?を観察する学問


すなわち、
気持ちいいか、気持ちわるいか」どうなの?を判断すること。

そしてもう一つ。このブログをいつも見てくださっているシンプルライフに深い造詣をおもちの皆様にお伝えしたいこと。それは...


シンプリシティーを生み出してくれるものが風水」である、と考えて風水を取り入れていくと上手くいく。

風水って伝え方によっては、非常に複雑化してしまうサブジェクトなのですよ。でも複雑にしても意味がないんです。生活の向上に繋がりにくくなってしまう。

といいますのも風水は太古の時代に生まれた学問ですから、その後の人々があれやこれやといろいろなものを付随させてしまっているのです。

風水が生まれてから3000年、『シンプリシティー(簡潔性)』ではなく、どんどん『コンプレクシティー(複雑性)』になってきているのですよ。

そのほとんどが商業ベースの変更です。つまり、資本主義社会の荒波に揉まれて誰かの利益のためにちょっとづつ複雑に変化させられてしまったということ。

要するに、利益を追求する人々の都合のいいように、内容を変えていってるわけですね。

それは、現代でも続行中で、いろいろな人が自分のベネフィットのために風水を作り替えています。

例えば、幸運のお守りを売りたい人は、その商品を買った方が良い理由として、風水がどーのという説明を自分たちのビジネスに合わせた物語で語ることがありますよね。あなたも見たことがあるのでは!?

たまたま、それがヒット商品だったりして、たまたま人の口伝えで広まっていったとしたら、それがスタンダードな風水の考え方と癒合してしまうこともあるでしょう。

なぜこんなことを先に言うのかというと、風水の本やセミナーのせいでとても「不幸」になっている人をけっこう見てきたからです。

不幸になる理由は、「自分の家がダメだ」と思い込んでしまうから。

でもそれは、正確にいうと「思い込まされている」だけです。本来ならば、ダメな部分があったら、「こんなアイディアで良くしていったらいいんじゃない!?」という考え方が一緒にできる人が、指導者であればいいのですが、残念ながらそうではないようです。

香港で本格的な風水を教えてくださった中国人男性が、面白いことを教えてくれました。


「本物の風水の先生は探したっていないよ」


風水の知恵をシンプルに利用した人たちは、お金も健康も幸福も充分に手に入れているので、人に教えるとかそういうめんどくさいことはやらないんだよ」と。
なるほど...

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風水的に悪い家に住むとどうなるの?

風水的に見て「悪い」と判断されるケースに当てはまる住居に住んでいる人は「ほんとに不幸になる」、と思い込んでいる人がいます。

でもそれは間違っています。
正しい答えはこう↓です。

「健康で生きがいのあるハッピーな日々をおくっている人もいます」
でも、
「病気や人間関係や金銭トラブルに苛まれる人もいます」。

これまで、ひとさまの家に上がり込んだり、間取り図を見ながら物件を見学したりを1000件以上繰り返してきた経験から、「五分五分である」と言えます。(これはあくまで私の経験測)

五分五分ってことは、「法則」でもなんでもないってことだよね!?とも考えられるでしょう。

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風水的に良くない家に住んでても幸せな人とは?

風水で悪いとされる条件の住宅に住んでいても、超ハッピーに暮らしている人は、何がちがうのでしょうか!?

そういう人たちは、このような↓特徴があります。


“自分にとっての「」を感じる力”  が衰えていない。



「本当にやりたいこと」だけを選別し、それ以外はすべて排除していく。これをナチュラルに行えてる人たちなんです。

だからもし、彼らの住まいに「気持ち悪い」と感じる部分があったとしたら、自然に「気持ちよく」なるように何か手を加えたり、自然に無意識でやってるんですよね。

誰かから習ったからではなく、自然に自分の「」の感覚にしたがって、やっているだけなのでしょう。

住んでる人間にとって「気持ちいい」のですから、風や氣が巡っている状態になっているはずです。健康も金運もどんどん流れ込んできそうですよね。

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風水的によくない家に住んでいて不幸な人は?

風水的な観点から観察して「よくない家」に住んでいて、不幸な人はどんな人なのでしょうか。


物事を複雑化させる人:
コンプレクシティーに、コンプレクシティーを重ねていく人です。


スッキリとは逆方向で、物事をどんどん複雑化させていってしまうタイプの方ですね。

例えば、古来の風水マスターが「風水的に見ても最高の家だ」と称した物件に、このような人が住んだとします。

毎日生活していく中で、少しづつ複雑性を重ねていくタイプですから、やがては「Bad風水な住居」へと変貌させてしまう事もあり得るのです。
でも、そういう例はほとんどないでしょう。

なぜならば、複雑化を好む傾向の人は、もともとシンプルな状態に惹かれないので、そもそも「最高の家」は選択しないのではないでしょうか。

そう考えてみると、「風水的に悪いとされる住居に住んでいてほんとうに不幸になる人」は、自分の直感に従って生きてるというよりも、であれこれ考えてどんどん複雑化のドつぼにハマっていってしまう人、とも言えるかもしれません。

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どういう住まいが風水的にいいの?


これについて考えれば考えるほど、良い状態から離れていくように感じています。

まずは自分の状態から良くしていく。これが本当に大事です。

毎日運動したり、好きな人と一緒に過ごしたり、自然の中で遊んだり。

そうすれば、自分にとっての「快」の感覚が磨かれて、本当に必要なものだけを選別してゆくチカラがつくのではないでしょうか。

そういう状態でいられたなら、自分にとって最高に気持ちのいいものをチョイスできるでしょうね。

「で、だから、どういうのがいいのさ」と、知りたくなる方もいらっしゃるかもしれませんので、一応 例を挙げておきますね。


🏠目の前が広々としている感覚


🏠背中側が守られているような感覚


🏠風の通りがよくさわやかに流れている感覚

などです。これらに加えて、東からの朝日がたくさんあたるところも気持ちいいですよね!

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やっぱり断捨離と片づけが重要

とはいえ、こういったことは家の中の状態がスッキリしていてこそ。

たとえ中国の風水マスターが選んだ「優れた住居」というものがあったとしても、“モノ”で溢れかえっていたら、まったく違ったものになってしまいますからね。

断捨離片付けが一番大事ですね。そして、モノやヒトやコトなど、周りとの関係性を全て「把握」していることも。

「悪い風水の家」というのは、湿気とかカビとかの問題に発展するような間取りであり環境になります。

現代では除湿器とか乾燥剤とかいろいろ便利なものがありますので、そのような文明の力を駆使して対応していったら、健康でいられる「よい家」に少しでも変えられるのではないでしょうか。


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