シンプルライフの住居に使うカラー選びのヒント、色が身体に影響する理由とは!?

部屋に入った時に、まっさきに目につくのが『』です。色がそのスペースの雰囲気やインパクトを創っているからです。

私たちは、赤を見ていると気分が興奮してきます。青色を見ていると静まってきます。また、自分の好きな色を見ていると気分が晴れやかになり、嫌いな色を見ると、嫌な気分になったりします。

視覚から入ってくるカラーによって、精神状態が変化してくるのです。同じように、身体も周囲の色によって大きく影響を受けています。周囲にある『』によって、心身の健康や幸福感を高める事ができるのですね。

今日は、住まいに使うカラーの選択についてのお話しです。
 
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そもそも「色」ってなに

色には680億色以上あるといわれていますが、『色』という物質はそもそも存在していません。

私たちが見えている色は、何らかの光源から出た光を、その物質が反射させて、その反射光に含まれる光の波長を見て、『色』として感じているのです。

680億色の中で、人間の目で確認できる色は、1000万色あります。以前は、色を「眼」で受け取って、脳で知覚していると、考えられてきました。

もう15年くらい前の出来事でした。
10日間連続のセミナーに出席中だったのですが、疲労がたまったのか中頃に発熱してしまいました。すると、運営者の一人(アメリカ人)が「今、ダウンしちゃだめよ。帰ってから!」といって、何やら調べ始めました。

何かわかったようで、私の体に『黄色』の画用紙を貼ったのです!シャツの中ですが、前側に一枚、背中側に一枚、黄色い紙が貼られました。

そして、その人は「これで熱は下がるから。夜もこのまま眠ってね、と。

するとどうでしょう、本当に翌日は熱も下がり症状はまったくなくなっていました。それは、カラーセラピーと呼ばれるものだったのです。

人の体って、不思議ですね。
 
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色は皮膚からも感知される

植物は、光に反応して花をつけたり成長たりしますが、これは『クリプトクロム』というフラビンタンパク質の作用によるものです。クリプトクロム:Cryptochrome, Cry=青色光受容体タンパク質)

1999年、人間や動物においても植物と同じように、『皮膚からを感じている』ことがわかりました。

人や動物の「眼」や「皮膚」など体の表面には、多くのクリプトクロームが存在しており、青い光を皮膚から吸収します。

『体内時計』は、眼で光を感じて調節されているのではなく、『皮膚』や『脳』など、全身の細胞にあるタンパク質 “クリプトクローム” からも光を感じ体内時計の「時間合わせ」をしていることが研究でわかりました(ノースカロライナ大学が発表)。(アジス・サンカー教授・宮本泰豪研究員による:米国科学アカデミー紀要)

このように、周囲における色(=光)は、人体への影響があるのです。

壁紙やカーテン、カーペット、などの色を選ぶときには、使う部屋の目的と照らし合わせて考えてゆくと、より良い毎日が過ごせそうですね。
 
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カラーの選び方

ある部屋に使う色を決める時には、以下の事柄について考慮してみてください。
(1)
その部屋を使う人の好きな色は何色?暖色系?寒色系?
(2)
その部屋は、寒い、暗い、暑い、日あたりが良い。広い、狭い、位置は?
(3)
この部屋の使用目的は?刺激を与えられたい?リラックスさせたい?インスピレーションを発火させるような雰囲気が欲しい?
(4)
その部屋を使う人はには特別なニーズがありますか?(病気、ストレス、メンタルの問題、など)
 

各カラーがもたらす雰囲気や影響は!?

各カラーはそれぞれ固有の特徴を持っており、人にもたらす効果があります。使う部屋の目的に合わせて、欲しい雰囲気をつくってくれる『色』を選びたいものです。

以下↓は、それぞれの色がもたらしてくれる「効果」になります。色選びの参考にしてみてください。

【白】
純粋、平和、信頼、清潔感、物理的に空間を創る

【赤】
刺激、アクションを起こす、暖かい、居心地が良い、力強い、抗鬱

【ピンク】

穏やかな感情、落ち着き、やや暖かい、気分上昇、

【ピーチ】
消化しやすい、暖かい、安全、成長、創造性、刺激的

【黄色】
活発、幸せ、派手、精神的に刺激を与える

【緑色】
調和、リラックス、クーリング、落ち着き、マインドの安らぎ

【青】
涼しい、リラックス、マインドを落ち着かせる

【ターコイズ】
リフレッシュ、冷やす、マインドを落ち着かせる、若々しい

【バオレット】
ドラマチック、フォーマル、スピリチュアル、創造的

【茶色】
滋養を与える、地に足がついている、サポートする、実践的
 

上記の基本色以外のカラー

濃い色ほどより気品があり、極彩色であれば “活気ある見た目” になります。

長時間同じ部屋で過ごす場合、壁の色が濃くなればなるほど、そのカラーの特徴による部屋のムードや雰囲気を助長させます(良い意味でも悪い意味でも)。薄い色であればあるほど、色のもたらす影響力は少なくなってゆくということですね。

【薄い寒色系カラー】

=>静けさ、フレッシュネス(新鮮)、平静をもたらす。
*ターコイズ、
*ダックエッググルー(灰色がかった水色)、
*ラベンダー色、
*フォリアージグリーン(薄い若草色〜モスグリーン)

【薄い暖色系カラー】
=>感情的なサポート、滋養を与えてくれる
タン
*クリーム色
*アイボリー色
*薄い黄色
*アプリコット

【濃い暖色系カラー】
=>興奮、快活、刺激
*オレンジ色
*赤
 

いくつか色をつかう場合の注意点

家の中の『色』を、一色だけで統一することはおすすめできません。1〜2色だけでは足りないので、3色以上を使うようにしたいものです。

部屋をデコレーションする場合は、暖色系と寒色系の両方を使いしつらえるとバランスよく設えられます。暖色系と寒色系の両方がそろっていると、ホールネス(全体性)を感じさせてくれます。

たとえば、光の反射が少ない寒色系を選んだとしたら、合わせるカラーは、より光を反射させる色を暖色系の中から選ぶと、ベストなカラーが選択できます。
 
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カラーの決め方

その部屋の目的4つについて考えたあとのステップです。

①まずは、『メインカラー』を決めます。
②次にそのカラーと調和がとれる色を決めます。
(カラーホイールを使いましょう)
③②と同色で一段薄いカラーを補佐として使います。

寒色系をメインカラーに選んだら、暖色系カラーをポイントにするなど、バランスがとれるように工夫します。

補色カラーを使うのもNICEです。

これについては、長くなったのでまた別の機会にお話しさせてください。
 
以上、「シンプルライフ」をおくるためのヒント、カラーが身体に及ぼす影響と、カラーの選択法についてシェアさせていただきました♪
 
 
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