愛用するもの、役立つものだけを選び抜くミニマリストを目指すセミアの「洋服の片付け」についてお話しさせてください。
昭和のバブル期に青春時代を過ごしたセミアは、けっこうな衣装持ちでした。ジュンコシマダのスーツ、PINKY&DIANのボディコンワンピース、アクアスキュータムのセーター。
自分の洋服ダンスはパンパンで、扉がぴったり閉まらない状態でした。入りきらなくて、親のタンスに少し入れさせてもらってましたね。洋服が多すぎると、季節ごとに「衣替え」をしなくてはなりません。
しまう時は、透明のカラーボックスを買ってきて、たためる洋服はここに入れてしまっていました。
まさに、企業のマーケティング戦略に踊らされていた娘時代です。「これがカッコいいですよ」とアンアンで言っていれば、買いにゆく。「今年はコレです」とモアが言ってれば、次の週末には見に行く。そんな感じだったのかな。
青春時代には、「物を処分しなくては!」などということは、あまり考えていなかったですね。
収納場所以外には洋服をしまわない法則
はじめて洋服を断捨離したのは、お嫁にゆくときです。たまたま夫の、海外赴任が決まったためで、船便にそんなに多くのせられないということで、ほとんどの洋服を断捨離しました。(詳しくは自己紹介に)
この時の体験以降、『洋服は収納場所におさまるだけの量しかもたない』を実行してきました。
断捨離をはじめてみると、「洋服」のカテゴリーは、他と比べると比較的楽に処分できるのではないか?と思っています。
なので、我が家では衣替えをしません。近頃は、夏服なのか冬服なのかわからない洋服も多いですし、衣替えはせずにどの季節の洋服もぜんぶ見えるところに吊るしてあります。
現在、住んでいる「ついの我が家」にはウォークインクローゼットがあります。でもこれは、アメリカで使っていた広々としたものではなく、すごく小さなものです。2畳はないかもしれません。
しかも、主人と2人で半分づつ使っています。吊るす場所だけでなく、下着などを入れる小さなタンスも2人分入っています。
だから、少ししか収納するスペースがありません。それでも、大丈夫。そこに入るだけの量しか、洋服を持っていません。
ライフスタイルによって、多めの服と少なめの服を持つ
セミアは仕事をしていますので、着たきり雀にはなれないです。ビジネスシーンで人と会うときに着れるような洋服を所持しています。そのような仕事着は、毎日着ているわけではないけれど、いわば必須アイテムになってきます。
もしも、ある程度の量が必要な洋服のカテゴリーがあるのであれば、他のカテゴリーの洋服をミニマイズさせればいいんですよね。(パーティーが多い人、ビジネスをしてる人、泥んこ遊びが多い人、などなど)
私の場合は、部屋着を2種類だけを所持しています。それをずーっと毎日着ています。安いものなので、翌年には新しいものに変えることがおおいです。前年度のものは、お役目が終わったということで処分します。制服のようなものですね。
部屋着を入れているのは、洋服が入っている場所とは別の場所にしていて、ちいさな引き出しに入れてあります。そこに入るだけしか部屋着は所持しないと決めているので、増えてこないですね。
よれよれになってきたら、断捨離して新しく買い直し、入れ替えしています。
洋服を処分するタイミング
洋服の処分をするタイミングとしては、こんなとき....
【1】
季節の変わり目のとき、そのシーズンで一度も着なかったものは処分する。
【2】
空いてるハンガーが無くなったとき。クローゼットの中の「お役目が終わった洋服はないかどうか?」チェックし、触ってみてもぜんぜん嬉しい気分にならない洋服、ぜんぜん着てない洋服、が見つかれば処分します。
40代と50代って、全てにおいて、なんだかぜんぜん違うという感覚です。10代と20代のおおきな違いのような、そんな感じ!?
だからなのか、40代の時にふつうに着ていた洋服が、いきなり似合わなくなってしまうことが多々あります。全身鏡の前であわせてみるも、なんだか違和感が強い。
違和感を感じたけど、洋服に触るとまだ好きなんだよね〜って時は、1週間待ってみる手もあります。浮腫みがひどくてたまたま顔が大きい日(笑)だったのかもしれないし、たまたま寝不足でげっそりしてるから似合わないだけかもしれないし、もしそうなら、ベストコンディションの時はそんなに違和感がない可能性もありますよね。
けれども、多くの場合は1週間待っても結局は処分することのほうが多いような気がしています。
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断捨離するか否かの基準、幸せを感知する力
処分するお役目が終わった洋服を決めるときには、体にあててみて幸せ感がふわっとこみ上げてくるようならば、とっておく。そんな基準で選別をすると、開けたら幸せ感がつまったクローゼットになります♪
「セーターは○枚、ブラウスは△枚、スカートは□枚、の決まった数だけ残す」と指導されている文書を目にしたことがあります。セミアは、このやり方はぜったいにおすすめしません!
これをやってしまうと、寂しさと空しさだけが残り、ちっとも幸せになれないから。
最初は「幸せ感がふわっとこみ上げてくる」と言われても、よくわかりましぇん、となるかもしれないけれど、わからないながらも続けてゆくと、いつの日かふとわかる日がやってきます。
ミニマリストを目指す理由。それは、幸せになるために他ならないのですから、本末転倒にならぬように、自分の『選別するための感知力』をのばす方向でやってゆきたいと思っています。