
私たちの家の中の「紙」に生息している虫たちについて、ファイリングしている紙(雑誌切り抜き)についてのお話です。
本や書類や段ボールなど「紙モノ」は、誰もがスッキリさせたいと思っているカテゴリーの一つ。
そんな紙モノの片付けについてコメントをいただきましたので、わたしなりに回答させていただきます。
紙モンダイについてご一緒に考えていきましょう。
コメントはこちら↓です。
あらら様からのコメント
私は雑誌の切り抜きなどの紙類をファイルに保管しているのですが、ファイリングしていてもダニは発生しますか?
考えてみると、時々しかそのファイルを見ませんので、片付ける気持ちがある今が処分する時なのかと思っています。ただ、やっかいなのは好きな芸能人の切り抜きであるということです(笑)
紙ダニについて教えて頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。
以下↓の過去記事をお読みになって寄せくださったコメントになります。
⑴紙ダニについて
⑵ファイリングした切り抜きを捨てるべきかどうか
この2点についてですね。
紙ダニについて
紙を食べる小さな虫は、さまざまな種類がいるようです。小さい虫を見るとダニだと思ってしまいますが、いろんな種類が存在するのですね。
5mmほどのクネクネ動く虫は「紙魚(シミ)」。
2mmほどのゴマの様な死番虫(シバンムシ)は紙や布に穴をあける。
0.5mmほどのコナダニ。
1mmと赤褐色の茶立虫(チャタテムシ)紙の表面を食べる。
姿は想像もしたくないですね!
これら虫たちは、湿気を好みますので、部屋の風通しをよくすることと、湿度を60以上にしない様に室内を調整することが大切です。
『カビ対策』をちゃんとしていれば、おのずと駆除というか予防になります。
本を開くと赤くて小さい虫がトコトコ歩いてることがありますが、あれがチャタテムシですね。
上記に貼ったリンクの記事にも書きましたが、チャタテムシはアレルギーの原因になると近年の研究でわかっています。
それに加えて、チャタテムシが大量に発生すると、それを捕食するダニも増えてしまうという恐ろしい現象が!
私たちがすべきことは3つです
❶風通しをよくする
❷湿度は50~60以内にする
❸不要な紙は家から追放する
タニタの湿度計を用意して、日頃から湿度をチェックすることをお勧めします。
日中、窓を開けられない場合は、定期的に本を干した方がいいですね。
書類や本の断捨離は定期的に行った方が増えなくてすみます。
やってはいけないことはこの3つです。
❌バルサンを焚く
❌寝る部屋に大量の紙
❌段ボール箱をとっておく
バルサンを焚いてしまうと、害虫を食べてくれる蜘蛛まで死んでしまいます。天敵がいなくなったらどんどん紙虫が増えてしまいますよね。
また、たとえバルサンを焚いて紙虫が死滅したとしても、湿度が高く空気が通らない部屋のままなら、また新たに紙虫が発生してしまいます(メスだけで繁殖する虫もいるそうです!)。
チャタテムシはアレルギーの原因になるので、寝室には紙を大量に置かないに越したことはないです。
特に、段ボール箱は有害極まりないです。断面図から見えるあの隙間にいっぱい住んでしまい、チャタテムの高層マンションの様になってしまいかねません。
ファイリングしていてもダニは発生しますか?
虫は生き物です。ピッタリファイルが覆っているところに入り込んだりファミリーを作ったりすることはできないのでは?と想像しています。
私自身もファイリングしている紙がありますが、チャタテムシの姿を見たことはないですね。
この辺りのことは、専門家から話を聞いてみたいです。
ファイリングしている紙には虫がつかない可能性がありますので、それよりも、段ボール箱、書類、本、をどんどんチェックし断捨離していった方が、住環境をより良くできるはずです。
好きな写真をファイリングするということ
あららさんは、好きな芸能人の写真をファイリングしておられるとのこと。好きなこと、ときめくモノは、残しておきたいですよね。
今の家に住む10年以上前、雑誌を眺めていて「こんな家で暮らしたいな」「こんな庭が創りたいな」と思った写真があったら、すかさず切り抜いてファイリングしていました。
その時にファイリングしていた写真にあったモノコトそれから環境は、すべて手に入りました。
ですので、思わずとっておきたくなった好きな感じの写真は、無理に断捨離しなくてもいいのではないか、と思っています。
もし、あららさんのファイリングしたものが「心ときめく」ものなら、堂々と とっておいてはいかがでしょうか。
本や書類や段ボールを片付けて健康に!
本や書類や段ボールなどの「紙モノ」の断捨離は、定期的に行わないとどんどん溜まってきてしまいますよね。
家の中の通気をよくして、湿度をコントロールし、ホコリをためない様にし、定期的に紙モノ断捨離をする。
そうすることで、無料でチャタテムシもカビも無くしていけるのですから、習慣にしていきたいですね。