ブログの否定的なコメントが珠玉の言葉にかわる!メタ認知とは
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自分の考えていることや知っていることを、公に発信できる環境があることは、とても幸せなことです。

中近東の女性アーティストの苦労話をドキュメンタリーで見ていて、そんなことを思っていました。

ただ、発言の自由が認められた国であるということは、反対意見も自由に表現する場があるということにもなります。

有名人から一般人まで、誰でも発言ができるブログやSNSなどは、反対意見を言いたい人の標的になりやすい媒体です。

まるでゴシップ雑誌の記事を真似ているかのような辛辣な批判があったり、感情に任せて書きなぐったようなものがあったり。

善良な読者の方々がご気分を害するような、汚い言葉を書かれてしまうことは避けたいことです。

だからブログ筆者の方は汚い言葉が書かれたコメントが公に表出しないように注意しておられます。

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ネガティブ・コメントの扱い方

当ブログにも、この28ヶ月の間に7回ほど否定的なコメントをもらったことがありました。

暴力を言語化されたものを読むと心がノックアウトされます。いつもブログを見てくださる方の目には、とてもじゃないけど触れさせることはできません。

経済のブログを書いている友人が「片っ端から削除よ!削除!」と元気よく励ましてくれました。

経済の動向の表とかグラフをブログに出しているそうですが、その書き方が悪いとか、集計の仕方が違ってるとか、しょっちゅうネガティブ・コメントが入るのだそうです。

私の場合はどう対応したかというと、大切にネガティブコメントをとってあります。

公には出せば害になる暴力的な言葉ですが、発信する者にとっては珠玉の言葉になり得るものだから。


 

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言葉の調理をするとスゴイことに

 
珠玉(しゅぎょく)」とは、美しいもの、尊いものを表現するときに用いる言葉です。

もちろん、否定的なコメントはそのままでは珠玉の言葉にはなりえません。調理が必要です。

その調理法は、「メタ認知」と呼ばれるものです。これは、アメリカの心理学者:ジョン・H・フラベルが、1970年代に定義し広めた専門用語。
 

メタ認知」とは
自分自身の知覚、情動、記憶、思考などの『認知活動』を、客観的に捉えること。それを評価した上でものごとを制御すること、を意味します。

 
簡単にいうと、高い位置からみおろして、自分を含めた全体像を広範囲で見渡すことです。

こうすることで、今まで見えなかったことが見えてくるのです。今までとらわれていた幻想の世界から、広い世界に抜け出るきっかけになる思考法。

例えば、自分が住んでいる町内の全体を把握したいなら10mぐらいの高台に登れば見えるかもしれません。でも、自分が住んでいる市内全体の様子を把握したいなら、それでは低すぎて見渡せません。もっと高いところまで上がれば市内全体を見ることができるようになります。

思考もそれと同じで、低い視点のままで考えるとどうしても盲点ができてしまいます。だから、そこから抜け出して新たな視点を手にいれる必要があるのです。


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なぜ視点が低くなっていたのか?

メタ認知をしていくと、「なぜ今まで、こんなことに気づかなかったのか!?」と驚愕することがあります。

なぜ、それまで見えてなかったのかというと、人は自分自身を特殊な存在だと思ってしまうものだからです。

だから、「自分だけいつも損してる!」「あいつだけ得をしてる!」という視点で物事を見てしまうのです。

ごく最近も芸能人の不倫騒ぎで人の尊厳を傷つけるようなひどい出来事がありましたね。

人は、他人に対しては「一部分だけを見てわかったような口をきくな!」となじります。

でも、自分は他人の一部分しか見ないで他人に対して正論を吐いたりするのです。

自分がそうしていることに気づいてないのです。

メタ認知をするための、抽象度の高い視点を持つためには、このような自分は特殊な存在」だと思ってしまう性質(自分がやってることに気づかない)を排除して、自らを客観視していきます。


ネガティブ・コメントは、メタ認知をしていく上での突破口になるのです。

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ネタティブ・コメントの調理法

ネガティブ・コメントの多くは、感情的なものです。「お前は工作員か!」とか「クソだ!」とか。論理的なものは皆無です。

なぜ感情的になっちゃったのかは、私には知る由もなかったわけですが、視点をあげて「なぜ?」と自分に問い続けていくのです。

答えが見えてきたら、メタ認知に成功したといえます。

だけど、わからないことの方が多いです。まだまだ修行が足りません。

そんな時は、周りにいる視点が高い人に相談してみることがあります。

たいていの場合は「そんなアホはほっておけばいい!」と、私の気持ちを考え味方になって怒ってくれます。

でも、私は自分自信を成長させたいために、ネガティブ・コメントを参考にしていきたいわけです。

そう説明すると、みんな親切にいろんなアドバイスをくれます。他人目線のアドバイスは本当にありがたいもの。目からウロコが落ちっぱなしになります。

さらに、友人知人の力を借りてもどうしても実りある解決に至らない場合は、有料でプロに診断してもらうこともあります。

ネガティブ・コメントを、お金を払って調理してもらうのは、お歳暮に大きなブリが届いたときプロの和食調理師に切り身にしてもらうようなもの。

私のどこが至らなかったのか?何が見えてなかったのか?盲点はなんだったのか?が明確になります。

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中年からは特にメタ認知を上げたい

ちょっと綺麗ゴトみたいに聞こえたかもしれません。

でも、歳を重ねるごとに誰も意見をくれなくなるのも事実。「自分は特殊」だという思い込みに陥ってしまうことも増えてきてしまうのです。

だから、歳をとると「最近の若者は...」とか、言ったりするのですね。このセリフはメタ認知力が落ちてきた証拠。

そうならないために日々精進!

ネガティブ・コメントは、自分の無知を思い起こさせるトリガーを引いてくれるものになります。

とはいえ、美しくない言葉を公に表出させるわけにはいきませんので、これからもブログには載せませんけれどね。

ありがたく使わせていただきます。



 
 

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