最近、両親がだんだんミニマリストに近づいてきているような気がしてしかたがないのです。
こういうのを、最近のコトバでいうと「終活」と言うのでしょうか?
たまたま、自分がミニマリストを目指しているからそのように見えるのかもしれませんが、それにしてもどんどんスッキリが進んでいて、会う度に驚かされています。
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モノも暮らしもダウンサイジング、やりとげた母
母親は、2年程前に夫婦2人だけの暮らしにフィットさせ、ダウンサイジングしました。
引っ越すにあたり、大物家具はもちろんのこと、大量にモノを処分していました。
洋服も、祖父母の遺品も、着物&和装タンスも、写真も、食器も、etc...
私にはヘルプの要請が来なかったので断捨離も粗大ゴミ処分も手伝っていません。自分だけで毎日ちょっとづつやっていました。
「いつでも手伝うから連絡して」と、何度も言っていたのに一度も連絡がこないうちに全ての片付けを終わらせていた。
おそらく、手伝ってもらいたくなかった、というより『自分だけでやり遂げたかった』のだと思います。
母が長年使ってきた食器はぜんぶ断捨離してしまいました。
それ以前まで食器棚にしまい込んで年に1回くらいしか使ってなかったお客様用の食器やカラトリーを、今は、普段使いにおろして日常的に使っています。
現在は少しのモノだけが引き出しや戸棚に収納されていて、部屋の中は非常にスッキリしています。
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終活における写真の断捨離はどうする?
母は特に、写真の断捨離は気合いを入れていたそうです。かなり少なくなっていました。
母曰く、もうちょっとしたらさらに減らす予定だそうです。
親の持っていた遺品としての「写真」や「アルバム」の断捨離って、子供にとってはしずらいですよね。
自分と関係のない親の幼少期の写真とか、職場の写真とかも、もう会えなくなってしまった親が写っているなら一枚でもとっておきたいと思ってしまうかもしれません。
だから、うちの母は「写真だけは自分で全部処分する。これを子供に処分させるのは負担が大きくて可哀想だから。」と言っていました。
私はそこまで考えていなかったので、すごいなーと思うと同時に、母の思いやりをありがたいなーと感じました。
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父は紙モノ断捨離に悪戦苦闘
自宅の方は、そんな感じで母が指揮をとりすっきりミニマイズされていますが、父親はオフィスとして使っていた場所の断捨離をがんばりたいそうです。
ちょっと前の記事でお話しましたが、旅行で撮った写真段ボール5箱を、箱ごとチェックせずに断捨離を決行。
家電の一部も断捨離したと言っておりました。
あとは、(私と同じ穴の狢なのですが...)紙モノの断捨離に困難をきたしているそうです。
ビジネスを運営していると、それは自分の分身であり子供のような存在になります。
父が、すでにやってないビジネスの紙モノ断捨離に悪戦苦闘している気持ちはよくわかります。
本来は、もうやってないのですから、そこの場所自体をもう使わない様にすべきなのですが、もうちょっと時間が必要な様です。
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思考の断捨離を経て、ミニマリスト思考に
母のものすごく潔い断捨離とミニマルライフ構築の勢いには追いついていないものの、父も精神的な部分でいわゆる『思考の断捨離』が、進んでいるように感じています。
ご飯を食べに行くと、ものすごく喜びます。
行く前から、食べる前から、「たのしみぃ〜♪」とルンルンしています。
食べ終わったら、「あ〜、美味しかった♪幸せだなぁ〜」なんて言ってます。
それでもって、
「行きたいところにいっぱい行ったし、美味しいものもたくさん食べたし、本当に楽しい人生だったなぁ〜。もう思い残すことは何もないよ〜」
とか、いつも会うと楽しげに言ってますね。
ちなみに、父が若い頃はそういうタイプの人ではなく、もっとバリバリな人だったから、達観したようなことを言っているので、驚いています。
子供サイドでは、とかく「もっと親孝行してあげればよかった」と悔やむもの。
端から見たら、「よくやったね」と思われていたとしても、自分としては「やり足りてない」ような罪悪感のような気持ちに、勝手になってしまったりします。
うちの父親が「ほんとに楽しかったし満足だった〜、思い残すことなど何も無いよ〜」とニコニコ嬉しそうに言ってるのを、ことあるごとに耳にしているため、おそらく私はそういった罪悪感にみまわれることは無いんじゃないか!?と想像しています。
も〜、洗脳のように脳裏にそのコトバが埋め込まれつつあります(笑。
最近なぜか私の頭の中では、「きっと死んだらすんごく楽しいとこに行くんだろうな〜」という思い込みがはじまっております(笑。
さすが親ですね。私がどうなったらどう思うか?をわかっているのか?いや、実際には何も考えてないと思うけど、なんだか親とのお別れに対する不安や心配の気持ちはだんだん払拭されていってます。
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お、お墓まで断捨離するのかっ!?
先日、父親がお墓の断捨離とミニマイズの提案をしてきました。
九州に先祖代々のお墓があって、両親はそこに入ることになっていました。
けれども、関東地方で暮らす私たちきょうだいにお墓参りの負担をかけたくないと考えて、関西のお寺内にあるお墓のアパートのようなところに引っ越そうかと思う、というのです。
すると、母が怒りだしました。
「なにを言ってるの!お墓があるだけで子供達の負担じゃないの!私は死んだら海に捨ててもらうの!」と。
そ、そこまで(@@)。それはけっこう究極のミニマリスト的な考え方でございますね。。。
私が昔よく母に、「私が死んだら臓器を全て使ってもらえるようにしてくれ」とか、「海に捨ててくれ、墓に入れないでくれ」と頼んでいたから、感化されたのかもしれません。
死んだ後のことだから、親族の同意がないと、いくら本人が望んでいても遂行できないんですよね。だから母によく頼んでいたのでした。
父は子供に負担をかけないように、墓を断捨離しようとしていて、母は自然に返りたいのと子供に負担をかけないように、死体を海に流して欲しいと言う。
ものすごい勢いで、ミニマリスト化がはじまっていることは間違いありません。。。
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どんどんミニマリスト化したい両親世代
夫婦で連帯感の無い両親ですが(笑)、それぞれがそれぞれのやり方で終活をしているかのように感じられます。
2035年頃には高齢者が日本の人口の約3の1を占めるようになり、他国とは比較にならないほどの少子高齢化になります。
そのために、「子供には大きな負担はかけたくない」という想いを持つ人が増えてきて、社会現象として『終活』が日本に広がっている様なのです。
うちの親も、そんな世の中の風潮にのっているのでしょうか!?それとも、スッキリしたい」という想いからなのでしょうか!?
いずれにしても、見習いたいことではあります。
そのような様子を見ていると、いろいろと考えさせられることでいっぱいになりますね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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