まだ私が高校生くらいだった時の出来事です。朝の支度をしながら流れていたテレビ番組で、あるご長寿の男性の語った言葉が、あまりにも衝撃的だったので、今でもはっきり覚えているのです。
お気楽なバブリー少女が、生まれてはじめて「生きるってなんだろう」と、考えはじめたきっかけとなったのでした。
この日の番組では、女性レポーターが、98歳になったあるおじいさんへインタビューをしていました。「長寿のひけつ」を解き明かそうという目的だったようです。
その女性レポーターは、「なぜ病気もせずにそんなに健康で長生きできているのか?」というようなことを質問しました。
98歳のおじいさんは、こう答えました。
「酒もタバコもやらんよ。夜は早う寝て朝は早起きだ。」あとは、食事にも気を使っていて、規則正しい生活をしていると話していました。
それに対して、女性レポーターはさらに質問を投げかけました。
「健康で長生きして、これまでの人生は楽しかったでしょうね!?」と。
すると、98歳のおじいさんはこう答えました。
「いいや、楽しくなかったさ」
「いろいろ我慢して、楽しくなかった」
円滑な話の流れが予期せぬ方向に行きそうだったため、女性レポーターは多少動揺しているかのように見えましたが、こう切り返してきました。
「今度生まれてきても、また健康的な生活を送って長生きしたいですか?」
98歳のおじいさんは、こう答えました。
「いや、やんねえな」
「我慢なんかせず、酒飲んだり好きな事やったりしてさ、おもいっきり楽しみたい」
時間がきたのでここで、このインタビューはおしまい。
おじいさんの話しがいきなりプツッと途切れ、コマーシャルがはじまりました。私はかなり大きなインパクトを受けてしまい、その場に放心状態でたたずんでいました。
▶︎なんかシンプルじゃない、体や心が重だるい、と感じる方はいますか?その理由はコレかもしれません!
高校生なので、自分が歳をとる日がくるとは想像もできないお年頃でした。でも、何かと『長寿を祝って』という名目で、いろいろな行事が行われていたり、長生きするように年越し蕎麦を食べるなど、いろいろ昔からの習慣があったりするし、大人達は長生きの努力をしているように見えてましたね。
世間ではまるで長生きがすごくイイことのような風潮なのに、実際に長生きしててもうすぐ100歳になろうとしているおじいさんが、「楽しくなかった」って、言ったんですよ!
「なんでも我慢せず、思いっきり楽しみたかった」と。
それはそれは、本当に重みのある言葉でした。
ん十年たった今でもはっきり覚えているし、そのおじいさんの顔も覚えています。そのくらいインパクトあったんですよね、私にとっては。。。
それ以来、セミア少女は「毎日を大切に生きることにしました、とさっ!」
って、思いました!?(笑)。
ちがう、ちがう、ぜんぜんちがう。(^^;;
それ以来、セミア少女は「嫌なことを我慢するのはやめよう!好きな事いっぱいしよう!」と、心に決めましたのです。
ますますワイルドになってしまった私を見て、両親も呆気にとられるばかりでしたね。(@@)
ということで、高校生だったセミアがおじいさんから学んだこと。
それは、
◉「嫌なことをする」ことに生命時間を使うな。
◉自分にとって本当に大切なものだけを選別せよ。
長年生きてきた先人達は、本当の意味でのシンプルライフとは何か?を、熟知しているのでしょうね。
100歳くらいまで健康なシンプルライフを送った先人達には、学びたいことが沢山あります!
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