セミア家の "美しく食べられるガーデン" には、畑で自給自足ができる場所があります。「本当に美味しいものだけを食べる」シンプルライフを実現化させるべく、いろいろ試行錯誤中です。
今日は、有機野菜なのに食べるとマズい?無農薬だから健康にいいのか?などについてお話しさせてください。
まだ引っ越してきて1年未満なので、外回りはまだまだ工事中。野菜を本格的に栽培できるようになるのは、夏くらいからになりそうです。
今は、花壇にハーブ類だけが育ってきています。ミント、イタリアンパセリ、ルッコラ、ディル、ボリジ、オレガノ、キャトミント、チャイブ、シナモンマートル、などなどがただいま旬でございます。(^m^ )
下の写真↓は、カワイイ花を咲かせている『チャイブ』。ネギ坊主のちっちゃい版のような感じです。使い方も、あさつきのようにみじん切りにしてぱらぱらっとのせたり、ポテトサラダに混ぜたりして使います。
以前、自然農法の野菜を宅配で送ってくださる農家さんに、たまに野菜を頼んでいました。野菜そのものの味だけで、深い満足感があるんです。そんな、食べると感動する野菜、毎日食べられたらいいな〜と思って、庭で無農薬栽培を試みようと決心した次第です。
でも、「無農薬」とはいっても、いろいろな栽培法があって、よくわかりませんでした。スーパーでは有機栽培と書かれた野菜も売ってるけれど、なんだか良さげな雰囲気の栽培名なのに、味がマズいことが多くないですか!?これはいったいどういうことか!?と不思議でした。
それで、本を読んだり、詳しい人に聞いたりしながら、ちょっとずつ勉強しています。
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どんな種からできる野菜?記入
種には「在来種」と「F1種」の2種類あります。
在来種の種は、昔ながらの栽培で作られてる野菜ですね。その土地の土壌や気候にあっていて、そこで長期にわたり栽培されている野菜。見た目は悪くても、栄養素がたっぷりの美味しい野菜です。日本では1950年代までは全ての農地で在来種が作られていたそうです。
でも、育てるのに手間がかかるから、商業ベースには合わない。だから、現在では売るために都合がよいように植物を交配させてつくられた「F1種」がほとんど。
そもそも、「F1種」は種ビジネスになっています。F1種の野菜からとれた種では、翌年の野菜はできないんだって!掛け合わせられたものだから弱いんですね。
なので、「F1種」を育ててる農家さんは、毎年種を買わなくてはいけない。すごいビジネスモデル!
それにしても、種を植えても生命が繋がってゆかない植物って、すごく不自然に感じてしまいます。
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有機栽培ならいいの?記入
スーパーに行くと、普通の野菜に加えて、無農薬栽培、有機栽培、特別栽培、などという表記を見ます。
ふつうの野菜より値段が高いから、そのぶん栄養を多く含むのか?とか、体にいいのか?と思ってしまいがちですが、そうでもないようです。
【有機栽培】という表記をつけるには認定されなくてはなりません。その基準は以下のようなもの。
*種まきや根付けの2年以上農薬が使われていないこと。
*化学的に合成された肥料と、農薬を使用をしてないこと。
*遺伝子組換えの種や苗は使用していない。
とはいえ、JAS(日本農林規格協会)が認める31種の農薬は使ってもOKなんだっって!?
だから、全く農薬を使わないで育った野菜も、認定された31種の農薬を使う野菜も、みんなひっくるめて『有機』って呼ばれることになります。(なんじゃこりゃ!?)(@@)
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考えるべき硝酸体窒素の問題記入
F1種のタネは、肥料に強い。ようするに、いっぱい自らに化学肥料を取り込んでしまう特徴があるということです。いっぱい取り込みすぎたのを薄めなくてはならないから、水分もいっぱい取り込んでしまう。すると野菜がメタボ状態になる。
それの何がいけないのか!?
化学肥料の中には「硝酸体窒素」というものが含まれています。肥料をたくさん与えるF1種の野菜には、「硝酸体窒素」が含まれています。「硝酸体窒素」がたくさん含まれていると、エグミがでて美味しくなくなるばかりでなく、体内で硝酸体窒素が有害物質に変わるのだそうです!
まず口の中や腸に常在する菌の作用で「亜硝酸体窒素」にかわり、さらに体内のたんぱく質に反応して「ニトロソアミン」にかわります。「ニトロソアミン」は、発ガン物質。
じゃ、有機農法の野菜ならば、この「硝酸体窒素」の問題がないのか?というと、そうではない。
有機農法で使われるのは、自然の堆肥。でもその堆肥が輸入ものだったり質が悪すぎたりすると、化学肥料を使った時と同じことがおこってしまうのだそうです。
また、有機栽培であってもタネはF1種が使われていることが多いのだそうです。
その野菜の本来の性質ではない『エグミ』を感じたら要注意!?多少舌でも認識できそう?かな?「本当に必要なものを選別する力」として、味覚を感じる才能もつけたいものです。
ただ、野菜について植物について詳しい専門家の方が、F1種だからといってダメと安直にとらえなくてもよい、と言っております。ご興味ありましたら、書籍で読んでみてくださいね。『真っ当な野菜、危ない野菜』
セミア家の農法記入
セミア家でお野菜を自給自足するときには、無農薬で栽培したいのはもちろんなのですが、無農薬だと虫がぜんぶ食べちゃうんですよね。
その問題を解決するには、『コンパニオンプランツ』を使って、植物同士でうまく共生させてゆく方法が一番いいのではないか、と思っています。
例えば、薔薇のそばにネギを植えてあげると、病気になったり害虫問題がなくなるそうです。ネギと薔薇が共生関係にあるコンパニオンプランツだということですね。
コンパニオンプランツ栽培については、長年の経験と感が必要になってきます。セミアはまだ初心者ですから、本に書いてあることからまず試してゆこうと思います。
とはいえ、本に書いてあることも全てではないようです。ちょっとやってみてそれがわかりました。
本で推奨してるとおりのコンパニオンプランツ同士を組み合わせてもダメな場合があったり、この組み合わせはNGと書かれてるのにぜんぜん大丈夫だったりとか、そういうことが起こります。
なぜそういうことが起こるのか?というと、環境の違いがあるから。
土のphが違います。陽のあたり具合で土の微生物の構成が違ってきます。雨量や大気の温度でも変わるでしょう。
まずは、我が家で消費量が多いトマトや、あまり売ってないけど栄養価が高くおいしい「ミニケール」あたりから、育てはじめてみたいと思っています。
(最初の写真は、朝のもぎたてトマトのいただきもの。自宅で育てたものだそうです!)
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