早朝ミニマリスト家を襲撃したのは誰?独居・子無し必見!あなたが認知症になったら?

大切なことを一瞬で見極める心豊かなミニマリストをめざすセミアです。

ご近所の独り暮らしのおばあさん。認知症がひどくなってきたので、私の方でもアクションを起こしました。

現在、認知症の祖母の介護をしているという独身のJ子にこの時の体験を話したら、「すごく参考になった!サンキュ!」と言ってくれました。

「明日は我が身...」と思うのはワタシやJ子だけではないと思いますので、諸々わかった事をシェアさせていただきます。

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中年からのファッション・コーディネートが、パーソナルカラー診断どおりに決められなくなるのは、なぜ!?理由と対策とは!?
 

年老いても認知症にだけはなれない私

 
出生率が下がり、生涯独身を貫く人や、子供を持たない選択をする人が増えてきた今の日本。

昔の日本では、子供が親の老後の面倒を見るのがあたりまえでした。でも子供がいないとなれば、当たり前ですが、自分でなんとかしなくてはなりません。

DINKSである我が家も、きちんと将来のことを考えてゆかねば!と思っていますが、なかなか「これで安心!」という計画まではたてられずにいます。

ご近所のおばあさんの認知症は、セミア家がこの地域に引っ越してきた当初はマイルドなものでした。

美人で身なりもきちんと整えているし、楽器演奏の音は聞こえてくるし、言ってることに「あれれ?」っと思うことがあってもあまり気にならないレベルだったのです。
 

トラコミュ
シンプルで機能的な生活

 

おばあさんの行動

 
J子が、ためになったと言っていたので、具体的な症状をいくつか列挙しました。認知症について詳しい方はここは読み飛ばしてください。

おばあさんの奇行がはじまったのは、今年の初春のころからでした。

【その1】
夜の11時くらいに自分の家の前でハンドバッグを持ち立っていた。声をかけてみると「家に帰る」とのこと。さっきからずっとタクシーを待ってるが来ないという。とりあえずもう終電がないから家に入ることをおすすめしたら、「あなたも○○会社の方ですか?」と聞かれた。何年も前に亡くなったご主人様がお勤めしていた会社名だった。私の事も誰かわからなくなってた様だ。

【その2】
朝の5時にピンポーンと鳴った。おばあさんの顔がモニターにうつっていた。寝間着の上に着るものを探しもたもたしてたら、呼び鈴を4回ほどならし、ドアをゴンゴンノックしてきた。ドアを開けると「姉と兄はきていませんか?」と。居ないと伝えると、「こちらに鍵を預けるって言ってたので、お宅にいるかと思った」ということでした。

【その3】
私の妹が紺色の車で我が家に遊びにきていたときのこと。おばあさんは紺色の車が自分を迎えに来たタクシーだとカンチガイしたようで、「やっとタクシーのお迎えが来たので、ここを出ていきますね!いろいろお世話になりました!」と、お別れのご挨拶を言いに来た。そして、「ここ借りてたんですけど、キッチンもあるしお料理ができてとても快適でした」と、自分の家を指しておっしゃっていた。そして「私も○○から来たんですけどね」と。○○とは自分の家の住所だ。

【その4】
庭仕事をしていたら、「お金を払います!」と主張するおばあさんと「いえ、もういただいたのでいりませんよ」と拒否する新聞屋さんとの押し問答が聞こえて来た。しばらくすると、我が家にピンポーンとたずねていらした。そして、私にむかって「新聞代を立て替えてくださって、ありがとうございます。お金をお返しします。いくらでしたか?」と言って、お財布をあけていらした。

【その他】
いつも「鍵が突然あかなくなった!昨日までちゃんとこの鍵であいてたのに!」と言って、家の周りをぐるぐる回っている。もしくは「鍵がなくなってしまった!」と言って庭中を探しまわっていることがあります。そんな時は「裏口が開いてるかもしれないですよ」と言ってみる。いつもあいているので。。。

息子さんのことを聞いてみると「○○大学で▼▼をやっていますのよ」とおっしゃっていた。すでに40代半ばのご子息なのですが。。これはもう、痴呆っぽいのではなく本物の認知症です。
 

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一人暮らしの認知症は危険がいっぱい

 
セミア家がある地域は、40年前に宅地開発された住宅地。だから、住民のほとんどは70代後半〜80代の方なのです。土地を手放した老人達の元住まいには、若い人達がぞくぞくと入ってきているものの、まだまだ年寄りの街という雰囲気が濃いです。

この地域で、お年寄りの送り迎えをよくやっているある女性タクシー運転手が、ものすごく怒ってこんなことを話してくれました。

「わたし、老人介護の人たち大っ嫌い!地獄へ落ちるわよっ!」と、ものすごい剣幕でした。

理由を聞いてみると、その運転手さんが知っている限りでは、ほとんどの老人介護関連の人がお年寄りから金品を少しづつ奪っているというのです。

さすがに100%そのまんまを信じるわけにはいかない話しです。おそらく、たまたまその運転手さんが担当したお客様ではそのようなケースが沢山あったのだと思います。とにかく、めちゃくちゃ怒っていました。

ブログではどんな悪事なのかを詳しく書く事ができません(事実確認ができないので)が、私はこのときの話しを聞いていたので、認知症になった近所の一人暮らしのおばあちゃんのことがすごく心配になってしまいました。

先にでてきた新聞屋のおじさんだって、お金を無理矢理払おうとしているお婆さんからとりあえず受け取ることだってできたわけです。セールスの人だって地域をまわっていますから、何か買わされたり、契約させられたり、といったことも起こりうる。

知人に相談してみたところ、「一刻も早く市役所に報告に行った方がいいよ」とアドバイスされました。

私も、早くしなくては何かあってからでは遅い!と危機感を抱き、市役所へ出向いてきました。
 
(過去記事)
黒い洋服ばっかり着ている人はいますか!?ミニマリスト的には何色の服を着るのがいいのか!?
 

市役所での手続き

 
市役所の受付で相談内容を告げると、老齢の支援や介護保険のときにいく7番カウンターを案内されました。

7番のところにいたお姉さんに「ご近所の方が痴呆なのでお話しにきました」と告げたら、「どんなことでお困りですか?」と聞かれました。

「いえ、私は困ってないですよ。おばあさんが大変な事になっているので来ました」。そう何度か説明したのですが、受付の若い女性はどうしても「近隣トラブルのクレームを言いにきた主婦」という解釈しかできませんでした。

お姉さんが上司にそう伝えたのか、男性が出て来てまた私に「どのように迷惑をかけられているんですか?」と質問してきました。

「いえ、迷惑とかはないです。おばあさんがおかしいので何か市でやっていただけるのかと思って、来ました」と、さらに詳しく説明すると、やっと理解してくれました。

後からわかったのですが、私のように近所の人のことでわざわざ市役所に相談にくる人がいないから、理解できなかった様でした。近隣クレームはしょっちゅうあるので、それだと思ったみたいです。

男性市役所員は「ちょっと愚痴になっちゃうんですけどね...」と言いながらも、現状をシェアしてくれました。

この市には独り暮らしの認知症の老人がたくさん住んでいる。どうにかしてあげたいのだけど、怪しいと思う家を一軒づつたずねていって「認知症かどうかの検査や質問」などできるはずもありません。非常に繊細な話題です。それに、本人は自分が認知症がはじまったとは露ほども思っていないので非常にわかりにくいです。

なので、近所の人が「あのお爺さんヤバい」とか「あそこのお婆さん危険」と気づいたら、すぐに市役所に報告に来て欲しいとおっしゃっていました。

これをして差し上げると、該当するおばあさんやおじいさんは、市から援助を受けられる可能性があるのだそうです。
 
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高齢者は自ら介護保険に申し込もうとはしない

 
まず、おばあちゃんの住所と名前を告げて、地域の詳細地図で家をお伝えしました。

その後、市役所員はコンピュータでおばあさんについてのデータを調べました。すると、いっさいの介護保険を利用していないことがわかりました。

おばあさんは認知症が進行したヒドイ症状がありますので、このような方は介護保険が適応されるだろうということです。

保険を使ってサポートしていただけるんだ!とわかって、ホッと一安心。このような手順をふんでくれるそうです。

まず、市役所と提携している介護の業者さんに連絡を入れる。その業者さんは後日おばあさんの様子を見にいってくれます。そして、おばあさんとコミュニケーションを取りながら、徐々に信頼関係をつくっていって、おばあさんの子供や家族の連絡先を聞き出す。

最初から「あなたは認知症だから家族に連絡します」などと、絶対に言ってはいけないそうです。相手は自分が認知症だなんて思ってもいないので、「失礼な人ね!」といって、シャットアウトされたらヘルプすらできなくなってしまうから。

家族の連絡先を聞くまでは、時間をかけて慎重にコミュニケーションをとっていかないといけないそうです。

家族と無事連絡がとれたら、本人の希望と家族の希望を聞いた上で、受けられる介護の種類の説明をして、介護保険を使ったサービスがスタートできる。

このような手順を踏むそうです。
 

トラコミュ
50代を考え暮らす

 

独居老人の家族への連絡は市役所か業者からする

 
知人が市役所に行けとアドバイスしてくれるまでは、ワタシがおばあさんの家族に電話しなくてはならない!と思っていました。

ただ単に、ワタシが見た事実だけを告げてあとは相手にお任せする形を考えていたのです。

でも、このあたりのことを市役所の人に聞いてみると「ご近所さんからご家族に電話するとカドがたつ場合があるので、人間関係が悪くなるとよくないですから、それはやめた方がいいです」ということでした。

近所の人が高齢者の家族に直接連絡をするのではなく、市役所もしくは業者さんが連絡をとる形を推奨していました。

なにはともあれ、介護保険を使って、このおばあさんを助けられるということがわかって、本当によかったです。
 

ご近所さんにも自分にも優しく

 
まだまだ、事態は一件落着ではありません。今日もおばあさんがピンポンしてきて、ヘンな会話をしたばかりです。

私はこのことがあってから、自分の老後の計画をしっかりたてようと改めて思ったし、なにより「認知症にはぜったいならない!」と決心しました。

まずは、筋肉をつけることからスタートしようとおもいます!
 
*(2016/04/29/18:24pm: KOBAI様の助言により修正を加えました)
 
 
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