
大切なことを一瞬で見極める心豊かなミニマリストをめざすセミアです。
人というものは、「自分の決断が正しい」と証明したい生きものです。
自分の判断が間違っていたとは、できることなら認めたくないもの。
ここに、「モノが捨てられない」、の原因が隠されているようです。
一度買ったモノを捨てるということは、自分がくだした「買う」という決断が間違っていたということになってしまいます.....
一度選択したものを捨てようとすると、まるで自分の決断を否定されているような感覚をおぼえる。
だから捨てられないのですね。
「私がモノを捨てられないのは “もしかしたら” を考えるからです」という方もいらっしゃいます。
「もしかしたらまた使うかも」という考えも同じく「自分の決断が間違っていなかった」と証明するための想いです。
人生はカンチガイだらけ
これは、気合いが足りないとか、根性が曲がってるとか、そういうことではありません。
ただ単に、人間の特徴の一つであり、脳の働きの一つにすぎません。
おもしろい実験があります。
ランダムに男性に声をかけ、女性の顔写真を9つ並べたパネルを見せて「あなたの好みの女性はどの人ですか?」という質問をする、街頭インタビュー形式の実験です。
「この人です」と指をさしてもらいます。
その後、インタビュアーが「あぁ、そうですか。今日はお買い物かなにかですか?」などと、写真をふせて少しだけ会話をします。
そのあと、おもむろにパネルを再び出してきて、先ほど男性が選んだ人ではない別の女性を指差しながら「あなたが選んだこの女性ですが、どんなところが好きだなと思ったんですか?」
すると、インタビューした男性のほとんどが、間違えに気づかないのだそうです。ようするに、気づいてないので、「この人じゃないですよ、ボクが選んだのはこっちの人です」と、言わないのです。
オモシロイのはここから。。。。
「なぜこの女性を選んだのですか?」「どんなところが好きと感じましたか?」と、本人が選んでない別の女性について聞いてゆくと、男性たちはすらすらと答えるのです。
その心理は『自分が選択した人は素晴らしい。自分の選択は正しい』ということを表現し自分自身でも納得したいのです。
これは、女性の好みに限ったことではなく、生きていくうえでいろんな場面で引き起こされる深層心理です。
もちろん、モノを捨てるとき、断捨離するときにもこの心理が働いてしまいます。
深層心理は無意識の領域のはなしですから、いつもは気づいてない信念。
だからめんどくさいんですね。
(過去記事)
▶︎なぜ日本人は夫婦で寝室を別々にするのか!?夫を出世させるシンプルな寝室の使い方とは?
断捨離をうまくゆかせるコツ
「モノを減らしたいのに、モノを捨てることができない」というお悩みの方は、断捨離したりモノを片付けたりするときに、自分にこう語りかけると上手くゆくかもしれません。
「時間は流れゆくもの、全ての事象も変化してゆくもの」
人の考えは、ころころ変わっていきますよね。
それは誰もが知っていること。
でも、無意識の中の信念(自分の決断は正しい)だと、認識できてないぶんやっかいなんですね。
「ワタシが過去にくだした決断は正しかったけど、今は考えも状況も変わってんだよ!」と声高々に言いながら、断捨離するモノを選ぶのも効果大!!
おたがいに、がんばりましょうね♪
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