
この記事は2015年に書いたものです。この5年後には、固定電話を利用しないご家庭もどんどん増えてきました。
昭和や平成のときは、何かの書類を作成する際に固定電話の番号を記入する箇所が必ずありました。さらに、固定電話を書かなければ書類を受理できない!というケースもあって、非常に困ったこともありました。
オフィシャルな場所で書類に記入していて「家に電話が無い」と言うと、たまに怪訝な顔をされたりもしましたね。固定電話が家に無いなんて「学生じゃぁあるまいし」と思われてしまう時代でした。
現在ではそのような事がなくなり、どんなにフォーマルな書類であろうとも、携帯電話番号しかなくても許されるようになってきましたね。
さらに数年後にこの記事を読んだ方が「え?固定電話ってなに?」と思う時代もすぐそこまで来ている気がします。「2000年代にはこんなこともあったのね」と、思っていただければ幸いです。
家デンを捨てたくなった理由
固定電話が嫌いだった理由はいくつかありました。
📞電話の音が大嫌いだった
📞集中しているとき邪魔されたくない
📞長電話が好きじゃない
📞一日のスケジュールを崩したくない
📞電話を置く場所を無くしてシンプルにしたい
シーンとしている室内で、いきなり大きな呼び出し音が鳴り響く。こういう時って、いちいちビクッとしませんか!?
特に集中して何かをしている時に、固定電話の呼び出し音が鳴ると集中が途切れてしまいます。そして、電話を切った後に続きのアイディアがまったく思いつかないことも多々あります(涙)。
時間は何よりも大切な宝です。電話のせいで、あらかじめ決めた1日のスケジュールをこなせなくなると、めちゃくちゃ悔しいです。
大切な用事であればまだしも、望んでもいないのに営業電話がかかってきたり、仕事中なのに電話好きの友達が襲撃してきたり。
個々人が携帯電話を持つようになった今では、メッセージで「いま電話していい!?」と確認してから電話し合うようになりました。ダメなら時間決めて、あとからゆっくりお話できる。この方が気分的にもベターです。
固定電話を捨てる前にやったこと
「なかったらいいのにな」と思っている反面、「ないのが怖い」という気持ちも同時にあったのです。
まともな人なら固定電話があって当然という世の中でしたので、イエデン(家の電話)を断捨離するまでに、いくつかのステップを踏みました。
一気に捨ててしまって、あとから困ったことがない様に、ちょっぴり慎重に。仕事の電話を転送してる期間もあったからなんです。
以下が手順になります。
ステップ❶ 割込電話の機能をキャンセル
「割り込み電話」という機能があります。
割り込み電話とは、「先に通話していた相手を保留し、後でかかってきた相手に切り替えて通話できるサービス」。
家族からの連絡待ちや仕事の要件など、割込電話は世の中的には必須な機能ですよね。
セミア的には、割り込み電話は、話をしている相手に対して、とっても失礼だと感じてしまうのです。
あるヒトと話しをしているのに、いきなり別の人からの電話に出てしまう。自分がするのは本当にイヤです。自分がされるのもあまり気分は良くないですね。
そんなこんなで、真っ先にやめたのはこの「割り込み電話機能」でした。
ステップ❷ 電話が短い人と認識してもらう
割り込み電話の機能を解約する前に、シュミレーションをいっぱいしました。その上で、電話で話す時間の短縮化をはかりました。
「セミアと電話で話すと手短に切られる」ということを、周りの人々や関係者の皆様に認識してもらえるようにしていきました。
なぜならば、1回の電話が短ければ「割り込み電話機能」がなくても大丈夫になるからです。
特に、悩み事や愚痴を言うために電話をかけてくる人には、入念に私の意識改革を刷り込みました(笑)。
ステップ❸ 常に呼び出し音を消音にした
電話の音が鳴り響くのがとっても嫌だったものですから、完全に消音にしてしまいました。
「もしも緊急の連絡だったらどうしよう」という思い込みがちょっぴり残っていましたが、思い切って決行しました。
たとえ緊急連絡があったとしても、留守電に録音されたあとピーという音が鳴るのでそれでわかります。FAXが届いた時も同じく、最後にピー音がします。
固定電話の音を消しても、まったく問題がないどころか、めちゃくちゃハッピーになれるとわかりました。
家族の人数が多いとそうもいかないかもしれないですね。でも、全員の承諾を得られれば不可能ではないと思います。
家の固定電話の断捨離その後
家の固定電話が無いことによって、困ったことは、これまでに一度たりともなかったです。
「電話の断捨離」は、「時間の有効活用」とイコールだとも言えます。他人の都合(今、電話で話したい)によって、自分の時間を奪われることが無くなったわけですから。
電話の断捨離はめっちゃおすすめです!
ちなみに、固定電話の断捨離と言っても電話回線はそのままです。Wi-fiが必要ですし、仕事のFAXが転送されてくるのでFAXマシーンのみ置いてあります。
本来なら、ポケットWi-fiで質のいいものが出てきていますので、家の電話回線だって無くても大丈夫なはず。
うちの場合は、防犯システムでネット通信が必要なこともあって回線は解約できずにいます。たぶん数年後には無くても大丈夫になってくるだろうと予測しています。その時を楽しみに待つことにします。
(この部分は2021年の追記です)
電話回線はそのままになっていますが、FAXマシーンを断捨離しました。ついに壊れてしまったのを機に、思い切って捨てて、新たに購入するのはやめました。さすがにFAXが送られてくるのは年に1〜2回です。
その時の記事↓同時にいろいろな物を断捨離。
▶︎愛犬との思い出の品を断捨離しました
家電とかガジェットとともに、回線系のものは進化がとても早く、その速さは年々増しています。今後、断捨離することが多くなりそうなカテゴリーですね。