白米、パン、麺類、イモ類に多く含まれる「炭水化物(糖質)」ですが、これらを食事から排除してから、体調が良くなったという人がけっこういますよね。
でも、もしかしたらそれは間違った認識かもしれません!?
今日は、炭水化物の中でも特に『小麦粉』に焦点を当ててみたいと思います!
炭水化物抜きダイエットをし始めてから、体調が良くなった」という話しはよく耳にします。
変化を顕著に感じられるから続けている、という人も多いですね。
でも実は、それは炭水化物をやめたから、ではないとしたら!?
小麦粉という食品がアメリカにもたらす害
「自分は炭水化物を抜いてるから調子良くなった」と感じている人の中には、炭水化物すなわち『糖質』を減らしたことによる改善によるもの、である事も多いでしょう。
でも実は、炭水化物ダイエットで恩恵を受けた人たちの中には、ただ単に『小麦粉』をとらなくなったことで体調が大きく改善されてる人も結構いるようです。
なぜそんなに小麦粉が悪さをしているのか!?というのは、自分の体調を観察しているだけでは分からないこと。
ただ単に、「歳をとったから体に合わなくなった」というだけではなさそうです。
それどころか、「小麦を食べなければ、病状が緩和されることがある」というのです。
心臓病専門医として、心臓病や糖尿病などの肥満による破壊的病気のリスクを抱えた何千人もの患者の診察と治療をしてきた、Dr.ウィリアムデイビスがそう主張しており、小麦粉に関する著書は出版した年に130万部のベストセラーになっています。
避けられない輸入小麦粉
Dr.デイビスの病院では、薬を使わずに高いコレステロールを退治したり、病気を治したりといった治療をしていますが、主に食事療法で治ってしまうのだとか。
とはいっても、食事療法で制限されるものはただ一つだけ。
それは、ご想像のとおり『小麦粉』だけです。
「小麦を抜くだけのダイエットならば、別に病院など行かなくても自宅でできるじゃん」と思ってしまいますが、病院にお世話にならないとできにくいくらいに大変なのが『小麦粉断絶』なのです。
この話しを聞いて、「北米の話しでしょ?日本は関係ないよ」と思う人もいるでしょう。
しかし、日本での小麦の生産量は低く、全体の85%の小麦を輸入に頼っています。そのうちの6割をアメリカ産が占めているのが現状です。
ズバリ!なぜそんな悪者になってるのか?
それは「小麦」が植物として染色体異常をおこしているからです。
現在、私たちが口にしている小麦粉は、何世紀もの間、ご先祖さん達が食していた穀物とは別物になっています。
何世紀もの間、自然環境ではわずかな進化しかしなかった小麦。
それなのに、ここ50年で農業科学が発達し、劇的に変化を遂げました。
「菌類などの病原菌に強いもの」とか、「つぶが大きく生産性が高い「日照りに抵抗力があるもの」を求めて、小麦同士の交配、異種交配、遺伝子移入、などが行われてきました。、
こうして、高生産性の小麦へと進化してきたのですね。
昔の小麦と、今の小麦の違い
「琥珀色にうねる背の高い小麦の穂」というのは、昔の日本でもよく目にしていた「秋の風物詩」です。
50年まえからすごい勢いで品種改良されてきた小麦粉の、現在の姿は「背丈が縮んで矮性(背丈が低いコンパクトに改良されたもの)であること」が特徴といえば特徴でしょうか。
そしてもちろん、麦の粒が大きい。
ミネソタ大学の遺伝子学者ノーマン・ポローグ博士の研究により、大量の窒素肥料を与えると、小麦の先端に巨大な種子が実ることがわかりました。
そして、驚くほど生産性の高い矮性小麦の開発に成功したのです。麦の粒が大きくても穂が倒れないように背が低い品種です。
ですが......
驚いたことに、生み出された新たな品種は、未だに動物実験も人体への安全確認の試験も行われていないというのです。
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未知の植物が体に奇妙な影響をおよぼす
現代の小麦種は、原種のヒトツブコムギの自然な交配によるものとは異なる遺伝子が、何百も何千も含まれています。
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なぜ、フツーに小麦粉を断とうとしてもだめなことがおおいのか!?というと、小麦粉という食品が、アヘンのように中毒作用をもたらすからである、ということが発見されています。
人工的な品種改良を重ねてきた結果のつけですね。。。
この未知の染色体をもつ異様な小麦がもたらすのは、セリアック病(小麦グルテンの摂取による破壊的な腸管疾患)、そして、、、
・神経障害
・糖尿病
・心臓疾患
・関節炎
・奇妙な湿疹
・統合失調症の妄想
これら↑の病気は、Dr.デイビスのクリニックで「小麦をやめる」ことで、改善がみられたものの一部だそうです。
また、こちら↓は、未知の植物「小麦」がもたらす症状です。
*食欲増進
*エクソルフィン(脳内麻薬のエンドルフィンと同等の外因性の物質)による脳の活性化、
*食欲と満腹のサイクルを繰り返す引き金となる血糖値の大幅な亢進、
*病気や老化の原因となる糖化反応。
*軟骨を蝕み骨を破壊する炎症やPhバランスの破壊
*免疫反応疾患の活性化
などが記録されています。
メロンパンやクッキー...断てるか
今日は、
「現代の小麦は、小麦でなくなっているために、体に入れると弊害が起こる」ということと、
「品種改良され続けているにも関わらず、人間や動物で実験がなされていない」、
という事実について、でした。
断捨離ならぬ、断小麦のお役にたちますように!
おりをみて、小麦シリーズまたやりますね。