家を建てる時、改築する時、床の素材をどうやって決めますか!?

床の面積は広いので、「何を使うか」によって、家の中のインプレッションがだいぶ違ってきますよね。

床選びは、個人の趣味嗜好や価値観に基づいて選ばれるもの。

今日はセミア家の『床(ウッドフロア)』にまつわるお話におつきあいください。

最初のウッドフロア計画

セミア家を建ててくれたハウスメーカーさんは、小さな会社。

だから使う建材は、フレキシブルにあらゆるものの中から選択することができます。

それから、小さな会社がゆえに、モデルハウスを持ちません。

施行例が見たい場合は、すでにそのハウスメーカーさんで家を建ててもらった「お客さん」の、実際住んでいる家に見学にゆく形になります。

家が完成すると、みなさんオープンハウスをされるので、何度か参加させていただいておりました。

そんな中で、ある方のお宅がとても気に入ったので、そのお家に似た感じにしたいね〜と、ピッケとも意見が一致して盛り上がっていました。

そのお宅は、おばあちゃんと夫婦プラス小学生の息子さんの4人暮らし。

おばあちゃんの嗜好も取り入れ、和の要素がちょっぴり垣間みれるような洋風の家でした。

床は濃いダークブラウンで、ちょうど、最初の写真みたいなカラーでした。(ちなみにこれはあるカフェで撮ったもの)

ヒトの意見は参考にならないかも

住宅雑誌か何かで見かけたのですが、若い年代層では薄い色のウッドフロアが好まれるとありました。

そして、歳を取るにしたがって、濃い焦げ茶色を好むという傾向にある、とも書かれていました。

それを見て、「老後まで長く住むのだから、やっぱりウッドフロアは濃い色だね」と、改めて意を固めました。

ところが......実際には違うものを採用したのです。

土地が見つかった時すぐ見にゆき、敷地の前にたたずみながら、「ここだわ」とすぐに確信しました。

それと同時に、頭に浮かんできたのは「ここに建てるならば、床は薄い色のウッドフロアだな」ということ。

左脳が介入しない、直感的な想いでした。

不思議です。

それまでは、ピッケも私も「濃い色のウッドフロアの家にしようね」と言ってたのですから。

採用したのはパイン(松)

そして、採用したのはパイン材でした。

今は、下の写真の様に↓薄い色ですが経年によって徐々に茶色に変化してきます。

(薄い色なので黒猫のサブちゃんも見つけやすい(笑。)
ms_sabuchan2015june

薄い色のウッドフロアは、他にはサイプレスなどもあります。

なぜパインにしたのか!?というと、これもまた過去にオープンハウスで見せていただいてたお宅がパイン材で、気持ちよかったから。

私たちは薄い色のフロアに興味はなかったものの、そのお宅で足の裏に感じるふんわりした柔らかさが気持ちよかったことを、よく憶えていました。

パインはとても柔らかな材質です。

だから、素足で家の中を歩くととっても気持ちがいい。

オープンハウスの時も、家主さんが「どうぞ靴下を脱いで素足を体験してみてください!」と言ってくださったくらい、自慢の柔らかいウッドだったのです。

柔らかい床は、犬や猫の足腰への負担が少ないのがよいところです。

長所と短所を知ってなくては

パインの短所。

逆説的になりますが、それはひとえに「柔らかすぎる」こと。

重たいもの、例えばハサミや食器などを落とすと、ボッコリと穴があきます。

家具を引きずると傷ができやすい。

このような短所があります。

ただ、ウッドフロアに傷がつく度に、いちいち気になって「うぁぁっ!」とか、叫んでしまうのは、傷20個くらいまでだとか。

それを過ぎちゃうと、ウッドフロアに味が出るわ、くらいな感覚になりまったく気にならなくなる、と言われています。(が、どうなんでしょうね!?)

ウッドフロア材質選びの際に考慮に入れたいこと

樹には、当然のことながら枝が無数に生えています。

その枝を切り落として、丸たんぼにしてからウッド素材に加工されますので、切り落とした枝の部分が『ふし』として、残るわけです。

樹の種類によって、この『ふし』があるものと無いものがあります。

パイン材は『ふし』が、けっこう多いのが特徴です。

『ふし』があることで、ナチュラル感を感じる人もいる一方で、『ふし』が「目」に見えて怖い、という人もいます。

家でくつろいでいるときに「目」が!見られてる〜、なんて思ってたら、なんだか落ち着かないでしょうね。

そういう方は、パイン材はやめた方がいいです。他に『ふし』がない木材がありますので、そういうのを選んだ方がベターですね。

(ただ、私には『ふし』が目に見えることなど、ないですよ)

ペットとウッドフロア

家にペットが住んでいるお宅は、ウッドフロアを決める時に人口ウッドを選択される方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

ワンニャンも歳をとってきたら、涙やげろやよだれやら、いろいろなものが床に落ちます。

我が家では、自分たちの老後のことを考え、犬猫の足腰のことも考え、天然木ははずせなかったので、当初はよくある「ペット専用のシリコン」を塗ろうと考えていました。

パイン材にそれを塗ったらどうなるのか?まったく想像がつかなかったので、業者さんに来てもらい、クローゼットの中のほんの少しの部分に、試し塗りをしてもらいました。

結果は。。。
これはいかん!(@@)という感じになりました。ぜったいにおすすめできません。

パインがぜんぶシリコンを吸収しちゃうので、コーティングというよりも、木材がカチコチに乾いた感じになっておしまいです。

結局、一般的に使われているウッドフロア用の天然オイルを塗布することになりました。

天然オイルにしました

OSMO社の製品です。オイルだけで本当に床材を保護できるのか!?と、不安が残りましたが、それ以外のチョイスは全て却下になってしまったので、最後の頼みの綱です。

例えば、ナチュラルなものでいえば、他の会社のオイルや、「蜜蝋ワックス」などの天然保護材があります。

すべての見本を取り寄せて、実際に床の切れはしに塗って、重ね塗りやらいろいろ実験しました。

しかし、それらは床材を「保護」するには、ちょっと弱いという結果に。。。

OSMO社のオイルは、2度塗りしました。

その後は、再びオイルを塗ることはしなくても良くて、汚れを落とすための薄いオイル性の液と、年に一度のワックスがけにつかうもの、この2つを使うだけです。

それらを使ってお手入れすることで、どんどん水分をはじく力が増すのだということです。

ちなみに、我が家の脱衣所にある洗面台の天板もパイン材です。

同じくこのオイルが塗ってあります。

毎日のように水がはねてるけれど、水をちゃんとはじいてくれてますよ。

他にも決めてになるものはありますよね

今日は、長くなってしまったのでこのへんにしておきますが、まだまだ考慮すべき点はいっぱいあります。

「ふし」が無いウッドフロアは、硬いものが多かったりするし。おいおい、また記事にしたいと思います。

いずれにしても、専門家に相談しながら決めたらいいでしょうね。

(PS)
そうそう、

一番最初の写真、実は古い木造アパートの一室なんです!

アンティーク風で素敵でしょう!?

アパートなのにウッドフロアに変えてあります。

改築して、アンティーク風のカフェを営んでおられるのでございます。

壁はそのままの土壁が使われていました。土壁とアンティークフロアはよく似合います!

 

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