自分にとってのシンプリシティーを追求すべく、このミニマリストBlogをスタートさせたのは2015年4月のことでした。
あれから4年以上の月日が流れ、私自身の考えも年々変化してきました。
『理想のライフスタイル』というものは、年齢とともに変わりゆくものですね。
だから、暮らしの「あり方」が変わって当たり前ですし、むしろ変わらない方が不健全なのかもしれません。
先日、読者のMさんからお便りをいただいたことをきっかけに、そんなことを考えていました。
お便りの内容に共感したり、いろいろと考えを深めるきっかけをいただくことにつながり、あれこれと考えているうちに、お返事が長〜くなってしまいそうなので(笑)、記事にすることにしました。
先日いただいたお便りはこちら....
◾️関連記事◾️
モノを捨てにくくなる年代
一般的に、年代が上がるごとに「モノが捨てられない」という声が増えてくるように感じています。
私自身は、プロフィールに書いたように、20代の頃に「モノの全捨て」をした経験がありました。
30代では、「捨てるのも忍びないから、できるだけ売りさばこう」という動きを示しました(笑)。
自分の歴史を振り返ってみても、やはり若かった頃の方が潔くモノを処分できていたように思います。
Mさんがおっしゃるように、「また買わなくてはならないかもしれない」と想像しただけで、選ぶ・買う・お金が減る・置き場所は...など、考えだすといろいろと面倒に感じてしまいます。
そんな面倒なことになるなら「今使ってないモノでもとりあえずとっておくか」と結論づけてしまうのも無理はありませんね。
もちろん私も、そんな風に考えることあります。
◾️関連記事◾️
人生は選択の連続でできあがっている
人は一人一人、価値観が違いますし、生き様もそれぞれです。
そんな私たちを創っていくものは何なのかな?と考えたとき、思い浮かぶ事はありますか?
・
・
・
私たちは、「選択したこと」そして「経験したこと」で創られている。
・
・
・
私自身はこのように↑思っています。
「これ捨てる」を選択した、清々しい経験をした。
「これを買う」を選択した、嬉しい経験だった。
「この人と別れる」を選択した、出会いと別れを経験した。
時はただ流れてるだけではありません。私たちは毎分毎秒、自分自身ををつくっています。こんな選択をして、こんな経験をしてきた『自分』なのです。
できることなら、理想の自分になるための「選択」と「行動」のみ、できたらいいですよね。
でも、そうそう上手くいくことばかりではありません。
しかし、自分自身で選択したことならば、どんなことが起ころうとも「後悔はしない」傾向にあるのではないでしょうか。
恋愛だって、告白してフラれた経験は「告白してよかったな」と、ほんわかした思い出として残りますが、告白すらできなかった恋は、ずるずると後悔が残ります。
まるで一歩一歩を踏みしめるかのように、「私が選択したことなんだから、これでいいんだ!」と思いながら歩んでいくことが、後悔しない人生の秘訣ではないかと思うのです。
もしそうだとしたら、今「これいらないじゃん」と思ったモノは、今捨てた方が良いのではないか?と思えてなりません。
今「これいらない」と思って捨てることを選択したならば、おそらく未来の自分は断捨離したことを後悔しないのではないか?と、推測している私です。
あなたはどう思いますか?
◾️関連記事◾️
余計な買い物はしたくない気持ち
「不必要なモノを買う」行為ほど、嫌だな〜と思ってしまうことはありません。なんとなく流されて買い物した時も、後からちょとネガティブな気分になってしまいます。
これは、年齢に関係なく老若男女、誰もが感じることですよね。
「不要なモノ」は、今買っても老後に買っても、嫌な気分が残ってしまう買い物となります。ですから、今も将来も「不要なモノを買わない精神」でいれたらいいなと願っています。
ただしこれは、「今、いらないモノをとっておく」こととは、まったく無関係です。
「今、いらないモノをとっておく」行為が、「不要なモノを買わない精神」につながるわけではないからです。ここに因果関係はありませんよね。
(サンクコスト効果による心理現象でこう思ってしまうのです)
人は何かを『手放す』ことができたとき、自分を誇らしく思えるものです。これは、たくさんの人々とお話してきてわかったことです。
逆に、いらない人間関係なのに...使わない物なのに...やらなくていい仕事なのに...と、手放したくてもそれが気持ち的に「できない」とき、私たちはずーっとモヤモヤ感に苛まれてしまいます。
このモヤモヤ感は厄介で、自信低下につながることがあるのです。
私自身も、「もういらない」とわかっていながら手放せないコトやモノがまだまだあります。
これから生涯かけて、手放したいと思ったコトやモノは、躊躇なく捨てられる、そんな精神を養っていきたいです。
Mさんがお便りをくださったおかげで、改めて自分のなりたい姿や理想のライフスタイルが見えてきました。
今回は、ご質問をいただいたわけではないので、とりとめもないことをつらつらとしたためました。
考えるきっかけをいただき、ありがとうございました。