持たない暮らしインタビュー1、ミニマリストにまではなりたくないけど、モノを持たない暮らしが私の生き方、タミー篇

セミアはただいまオーストリアに出張中です。

合間をみつけて、現地の人たちに『シンプルライフ』『片付け・収納』、それから『ミニマリスト』『ゴミ屋敷』について、いろいろと質問をしながらインタビューしてみました。

質問の内容はこんな感じです。。

 

*あなたの暮らしについて聞かせてください。スッキリしている?モノがいっぱいある?それとも?
*クローゼットの中はどうなっていますか?片付いてる?片付いてない?
*本棚に入りきらないくらいの本を持っていますか?
*リビングルーム、寝室、子供部屋、などについて教えてください。
*「モノを片付ける」ということについて、どう感じていますか?片付けられなくて困っていますか?そういう人を知っていますか?
*「ミニマリスト」という言葉を聞いたことがありますか?知っていますか?
*ゴミ屋敷のような住まいを見たことがありますか?もしくは話しに聞いたことがありますか?
*「ホーディング」Compulisve Hoarding Disorderに陥っている人たちがアメリカに存在します。そういう人が存在する事をオーストリアで見かけたり聞いたりしたことがありますか?

 

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タミーの場合

 

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タミーさんは50代の働く女性です。都心に住みながら、週末は郊外の自然に囲まれた環境の元で過ごしています。

そんな彼女が暮らしについての考え方などをシェアしてくださいました。

 

❤Tammy
「今は子供達が独立したのもあって、自分のことだけ考えていればよくなりました。家の片付けも自分の好きにできるようになってスッキリした家に住んでいます」

「家の中のクローゼットの中は、どちらかといえば片付ていて、収納されているモノはオーガナイズされています。掃除用具その他の生活用品が入っていますが、多過ぎて収納に困るということは無いです。」

 

自分がちゃんと片付けられているかどうか!?などについて、これまで自己評価をしたことがなかったので返答に躊躇していたものの、すぐに家の中の様子を描写することができました。

改めて思い返してみると、自分の家はいつも片付いている。そして、モノが少ないということが自覚できたということでした。

 

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続いて、洋服の片付けについて聞いてみました。

 

❤Tammy
「家の洋服クローゼットの中にも特にモノがいっぱいありすぎるということはないですね。そんなに沢山の洋服を持っているわけではないので、少しのものがハンガーに下がっている感じです」

「若い頃は洋服をたくさん持っていてクローゼットの中は服で満杯でした。」

「若い時はモノを持つと価値が得られる」という考え方でしたね。安い服をいっぱい買っていたのは若い頃だけ。」

「歳をとるにつれて、上質な洋服をごくたまに買う、というパターンに変化してきました」

「若い頃はお金を無駄に使っていたということですね」

「歳をとってからは、自然の中で出逢ったささやかな発見だとか、そういった目に見えないものの方により喜びを感じるようになりました。」

「こういった意識の変化も、家の中がスッキリしてきた要因だと思います。

モノを欲しいと思わなくなってきて、目に見えないものにより価値を見いだすようになったので、シンプルな暮らしができている。

だからこそ『モノが増えなくなった』。だから今こうして “モノを持たない暮らし” をしているとも言えますね。」

 

非常にクリアな見解を持っていらっしゃるのですね!

でも彼女の場合、こういうことについて考えたのは今回がはじめてなのだそうです。

 

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タミーにとって、一番ネックだった片付けは「本」

タミーさんが大好きな趣味は、2つ。

一つは「編み物」。もう一つは「読書」

お気に入りの『本』を手放すこと、残す本を選ぶこと、断捨離すること、は、タミーにとってとても難しいことだったそうです。

大好きな本は、手放す決断が下せないからどんどん溜まっていってしまうモノでした。

 

❤Tammy
本を捨てられなかった頃は、本棚にはギッシリ本が並んでいて、そのうえ本棚のあいているスペースにも置いたりしていました。

挙げ句の果てには床に本を積み上げていたり!!!

せめて本棚の中に入るだけの本の数までにダウンサイジングしたかったので、古い本や読み終わった本などを捨てようと何度も試みました。

でも、どうしてもみんな大好きで捨てられなかったんです。

そんな私が、本が捨てられるようになったきっかけがありました。

それは、図書館のすぐそばの家に引っ越したこと!

とはいえ、引っ越してすぐ本がどんどん捨てられるようになったわけではありません。

図書館に通い、本を読みながら、こう自分に毎回言い聞かせてきたのです。「この本ならいつでもここにくれば見ることができるよね」と。

繰り返し、自分にそう言い聞かせてゆくうちに、あるときから本をどんどん捨てることができるようになりました。

 

語るのは数分間ですが、長年の葛藤のすえに行き着いたスッキリした暮らしなのだな〜ということが、お話しをうかがってよくわかりました。

図書館のそばに引っ越したという運の良さに加えて、”繰り返し自分に言い聞かせる” などの努力が実を結んで、今のスッキリしたお気に入りの暮らしがあるのだな〜と感じました。

 

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ミニマリストになりたいですか!?

 

まず、ミニマリストっていう言葉自体を知っているかどうか!?聞いてみたところ、「聞いたことだけならある」という答えが返ってきました。

それで、ミニマリストの定義について話そうとしてみたところ、すぐに「あぁ!、うん、わかる」と言っていました。

そして、「今、モノが少なめでスッキリ片付いた家に住んでいますが、今後はもっとモノを減らしたいと思いますか?」「ミニマリストになりたいですか?」という質問をしてみました。

その答えは。。。『NO』でした。

今、スッキリ快適に過ごせているので、「無理にこれ以上のモノを減らしたいとは思わない」ということです。
 

ゴミ屋敷を見たことがありますか!?

 

「アメリカでは、ホーディング(Compulisve Hoarding Disorder)と呼ばれる「モノ溜め込み症」のような人たちがいますが、知っていますか?」と聞いてみたら、知っているということでした。

実際に、もしくは本やTVで、そういうお家をオーストリアで見たことがありますか?もしくは人づてに話しを聞いたことがありますか!?」という質問に対しては、じっくり考えておられました。

それで、答えは「おそらくオーストリアではそのような問題を抱えている人はいないのでは」ということでした。

もちろん、普通の汚部屋の人はいます。それから、モノが捨てられない人も存在します。廊下まで本が積み上げられていたりして人が通れる道が細かったり。

でも、アメリカのようにスペシャリストの手を借りて克服しなくてはならない「病」として扱われるほどの状態とか、日本のように行政が出てきて解決しなくてはならないくらいのゴミ屋敷に住まう人がいるというようなことは、オーストリアでは無い現象のようでした。さらに調べてゆきたいと思います
 

インタビューを終えて

 

インタビューを始める前は「もしかしたら、家の中の様子を聞かれることに抵抗を感じる人がいたり、イヤだなと思われたり、断られる事もあるかもしれないな」とちょっと心配でした。

でも実際は、自分の家のことや暮らしについて語っている時、ハッピーな表情で笑顔で話してもらえる事がほとんどでしたので、ホッとしました。
 
ではでは、
♪よい週末をお過ごしください♪

 
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