楽天的でポジティブな考え方をする人の方が、健康で長く生きる傾向があるのだそうです。
今日は、ハーバード大学やニューヨーク医科大学で行われた研究についてお話ししますね。そして最後に、セミア式の超簡単で効果大の健康法をご紹介します♪
悲観的に考えてばかりだと、脳卒中や心臓病のリスクが上がるという調査結果がありますので、いくつかご紹介してゆきますね。
考え方の傾向で病気のリスクが
ロッシュ医学博士によると、『明るくてポジティブ』な考え方をする人の方が、未来に対していつも『悲観的でひがみっぽい』人々より健康的であり、なおかつ『長生き』に恵まれる傾向にある、という研究結果があります。
ポール・ジェイ・ロッシュ医学博士(ニューヨーク医科大学医学及び精神医学臨床学教授2005年 The American Institute of Stressのthe Health and Stressより)
こちらは1921年から長期にわたり行われたカリフォルニア州での追跡調査の結果。健康な思春期前の少年1,500人の被験者を対象に行われた研究で、『常に最悪の事が起ることを予想する』傾向にある人は、65歳以前に死亡するリスクが25%以上高まることがわかりました。
確かに一緒にいると気分が滅入ることも
確かに、ひがみっぽいことや、悲観的なことを言う人と長時間いっしょにいると、暗〜い気持ちに同調してしまうからでしょうか、なんだか疲れるような気がします。
とはいえ、「悲観的」な側面もしっかり見ることは人類にとって必要なことだと思いますので、「いつもいつも悲観的」でなければ大丈夫だと思うのですが、どうでしょうか!?
健康面、キャリア、人間関係、など全てにおいて、人生がガタガタと音をたてて崩れていってる最中なのに、斉藤一人さんがおすすめしてるから、という理由で「ついてる!ついてる!」と言い続けてた人がいました。
もちろん、何も変わりません。
現状をしっかり直視しないのはいかがなものか。悲観的な側面をしっかり見つつ、修正をかけてゆく方が回復が早いのではないでしょうか!?
そして、ほんのわずかでも上手くいったときに、はじめて「ついてる!ついてる!」と言ったほうが、効果的な気がします。
2倍も違う死亡率!
65~85歳のオランダ人の男女1,000人を対象に行われた調査結果です。
研究者たちは、楽観主義・健康・長生き・に関する内容のアンケート調査をしました。
10年後にふたたび被験者の追跡調査を行ったところ、『非常に楽観的』というカテゴリーに分類された人は、『非常に悲観的』というカテゴリーに分類された人よりも、すべての原因における死亡率が55%少なかったという結果が出ています。
また、心臓関連の死因においては23%少なかったそうです。
(Giltay E. Archives of General Psychiatry, 2004; 61:1126-1135)
自分の体に対する「自己イメージ」
自分の健康に自信がないと、自分の体に対する「自己イメージ」が下がります。
上記の調査結果からもわかるように、自分の体がもつ自己治癒力を信じることは、非常に大切な要素だと思います。
自分のもつ自己治癒力を信じていないと、自分の健康に対して悲観的な想いを持ってしまうのではないでしょうか。
傷はほおっておいても治るし、四十肩も60歳になれば治るし、虫さされもやがて緩和されるもの。
普通に観察していても、人体はアメージングな奇跡を見せてくれます。
自分の体が回復したことは、どんなちっちゃなことでも「ワタシの体ってすごい!」と褒めたたえ、自然治癒したことに感激することを習慣づけると、少しずつ自分のもつ自己治癒力を信じる力が高まるでしょうね。
心臓をわずらった患者でさえも
ハーバード大学で行われた1,306人の男性を追跡したアンケート調査では、考え方によって『心臓に関する疾患』を回避できることがわかりました。
『悲観的』として分類された人々は、アンケートの翌年から10年の間に、冠動脈疾患による31人の死亡、非致死性心筋梗塞又は冠状動脈性心臓病の兆候が243人、それと、60人の患者に狭心症の症状が発見されました。
『非常に楽観主義』と報告された男性は、『非常に悲観的』と分類される人と比較して、上記の合併症のいずれかを患うリスクがほぼ半分でした。
(Kubzansky LD et al. Psychosomatic Medicine, 2001; 63:910-916)
『非常に楽観的』な患者は、冠状動脈バイパス手術の後、より早く回復する率が高くなる。そして、6ヶ月後の合併症又は再び入院する可能性が半分である、ということが指摘されています。
(Scheier MF et al. J Pers Soc Psychol 1989; 57:1024–40, Scheier MF et al. Arch Intern Med 1999; 159:829–350)
デューク大学では、「いつもどれくらい喜びを感じていますか?」という質問を、866人の心臓カテーテル患者に尋ねました。楽観的か悲観的かを評価するためのアンケートを記入させた調査です。
その結果、『陽気で楽天的』な心臓病患者は、そうでない人より長生きもする傾向にあることが分かりました。
次の11年半で、悲観的グループ415人が死亡しました。
実験から、『前向きな物の見方をする陽気な患者』は、喫煙や参加者がカテーテルの時どれくらい悪いかといった他の要因を考慮に入れた後でさえ、悲観的な人より20%多く生存する傾向にある、ということが判明しました。
(Brummett BH et al. Int J Cardiol. 2005; 100:213-216)
喜びを感じることの大切さ
ちょっとネガティブ思考に陥ってるとき、心臓のあたりの裏側(背中)が硬くなるような気がしています。
みなさまは、どうですか!?
体はつねに柔軟性があって、液体などが流動している状態で健康が保たれていますから、硬くなるのは本人が痛くてつらいだけでなく、体の健康という意味でもいいことはありませんね。
つねに柔軟性をもったやわらかい体を保つ一番の方法は、『喜びを感じる』ことではないでしょうか。
どんな些細なことでも「自分のしていること」に喜びを感じながらやっていると、肩こりや腰痛もなく、体が気持ちいい状態が続きます。
喜びを感じられるライフは、シンプルライフをおくる真髄ですね。
とはいえ、人生いろいろあります。いろいろ。。。
セミアのおすすめはこれ!
朝、目がパチッと開いた瞬間に『にっこり』笑うこと。
伸びをした後とか、トイレに行った後とか、じゃなくって眠りから目覚めた瞬間におもいっきり表情筋をニコニコの顔に動かしてネ!
朝、めざめた瞬間にニッコリ。
(⌒-⌒) (⌒-⌒) (⌒-⌒)
ついでにセミアは「あぁ〜よく眠れたな〜」と言います。
3時間しか寝てなくてもそう言います。そうすることで、深くよく眠れたんだと自分に暗示をかけるのです。
脳がそう認識すると、体もそのとおりになるから。
ニッコリ作戦、よく眠ったな〜作戦、是非ためしてみてくださいね!
その日、いちにちの体と心のクオリティーがぜんぜん違います!