大切なことを一瞬で見極める心豊かなミニマリストをめざすセミアです。
ブログを運営していてうれしいのは、いろいろな方と繋がることができること。コメントをいただいたり、個人的に感想を送ってくださったり(ほんとうにいつもありがとうございます♡)。
それから、同じようにブログを書いている方との交流が生まれてくることも楽しいものです。
魔法使いのエリサさんとも、同じ書籍に掲載されたことでつながりができました。
先日、そんな彼女の本『トランクひとつのモノで暮らす』が、今月末に出版されるとのニュースが舞い込んできました。
暮らしをスッキリさせたい人の行動を後押ししてくれるような書き下ろしが掲載されているそうです。とっても素敵な表紙!私もさっそく予約しました♪
手元に届く日をいまから楽しみにまっています。
(過去記事)
「我が家の中のシンプルライフ写真がのってる記事を集めてみました!ミニマリスト取材で指摘されたこととは!?」
アマゾンにみる威名性の怖さ
ここから先は、まったく違うお話しに変わります......
Amazonで本の予約をすると、その他のおすすめの本がいろいろと出てきますよね。エリサさん自身がブロガーさんだからか、他のブロガーさんの著書もいろいろ下の欄に出てきました。
皆さんの本にはどんなことが書いてあるのかな〜!?と興味をもち、色々な本をクリックして『書評(カスタマーレビュー)』を眺めていたら、あまり見かけないような感情にまかせた痛々しい文面がけっこうあってビックリしました。
私はこれまで、パソコン関連やソフトの使い方などは全て書籍から独学で学んできました。
なので、パソコンのハウツーものの書籍を買うときには必ずレビューを見て選んできました。とても為になるからです。
まず、どんな点が良かったか、どういうところが足りなかったか、全体的にはどうなのか、他と比べてどうなのか、といった具体的なレビューが多く、本選びに役立ちました。
ところが、パソコンのハウツーものの本とは違って、ブロガーさんの著書の欄で見たレビューの中には、吐き捨てるようなセリフ(!?)のようなものがあり、とても書評を述べているとは思えないものがちらほら。
「こんな素人の絵では...」とか「言ってることが矛盾して...」とかって。。。
雲の上の人ではなく等身大の人々がどんなことを想い生活しているのか?が見たくて本を手に取ったのではないのですか?と、それを書いた人に質問してみたい衝動にかられてしまいました。
中には、同じ人物によって、何度も何度も辛辣なレビューを投稿されている本もありました。
「そこまで怒らなくっても」と思ってしまうくらい、怒りの鉄拳を振りかざしその後のブログ内容までつぶさに読み矛盾点をアップデートしているのです。
裏をかえせば、それだけ大ファンだったってことなんでしょうけれど。。。
この行為が自分自身に仇となって帰ってくるとは、夢にも思ってないのかもしれません。
怒りの矢は、相手が受け取らない場合どこにいってしまうのでしょうか!?はい(涙)自分のところに戻ってくるだけですよね (by ブッダ)。
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村上春樹だって通ってきた道
35年間も小説を書き続け、昨年は世界で最も影響力のある人100人にも選ばれた村上春樹さん。
1987年に出た430万部のベストセラー『ノルウェイの森』はもちろんのこと、『羊をめぐる冒険』や『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『海辺のカフカ』など、私も読者の一人です。おもしろいもので、村上さんの作品は具体的な内容は忘れてしまってたとしても「情景」とか「色」が思い浮かんでくるのですよね。
村上春樹さんの小説の特徴は、一見平易にみえる短い文章。それらを複雑な構成がつつむ。シンプルなようでいて複雑、そんなところに芸術性を感じひきこまれてしまうのは私だけではないと思います。
そんな日本を代表する大作家さんですが、『風の歌を聴け』という最初の作品が、群像新人文学賞を受賞したことがきっかけとなり、デビューしたのだそうです。そこから、まさに怒濤のようにクリエーティビティーが何十年もの間あふれ続けているというわけです。
群像の新人賞を受賞したとき、高校時代の同級生がその頃、村上さんが経営していたお店にやってきてこう言ったのだそうです。
「あれくらいのものでよければ、おれだって書ける」と。
この逸話は、ちょうどいま読んでいる途中の村上さんの自伝の中で紹介されていて、たまたま読んだところです。
この部分を読み、この村上さんの同級生と、「ブロガーさんの著書に感情あらわな辛辣レビューを書いてる人と同じメンタリティーだな」という気がしました。
もしかしたら、自分も自己表現がしたいけど躊躇しているひとかもしれない。もしかしたら著者に対して「いつまでも変わらないアナタでいて欲しい」と強く願ってた人が、「失恋」に似た気分になってしまったのかもしれない。
どんな人かはわからないけれど、その気持はバネにするものであって、怒りとして放出すると自分自身に非常に不利益を被ってしまいます。
なぜなら、怒りの矛先は本の著者さんではないから。
自分がしたい表現を自分で妨げていることに対する自分自身への怒り。かもしれません。
(過去記事)
「ただシンプルに嬉しかった」
シンプルに表出するだけで
その時代にあらわれてくる「オリジナル」溢れる作品(表現)は、歴史的にみても“必ず”ひどく酷評されています。
それは書籍のみならず、音楽、絵画、機械、発明、あらゆる「オリジナル」なまったく新しいものに対してです。
その道は、村上春樹さんも通ってきた。いや、今も作品に対する批判はされ続けているのでしょう。
だから私は、酷評されている著者さんのレビューを見ると「あ、この人は“なにか”を持っている方に違いない」とおもってしまうのです。
それが証拠に、箸にも棒にも引っかからないような本には、一つもレビューがついていません。
良いレビューもないし、悪いレビューも無し。
「どーでもいい」という世間の扱いです。(あるいは難解すぎる)
それを思えば、辛辣なレビューも、そのままに受け止めるひつようはないのかもしれません。(いやなものでしょうけれど)
村上さんも自身の作品について「世の中の8%くらいの人にしか受け入れられていないと思う」とした上で、それでも「読んでくださる人にだけ向いて書き続けている」と自伝の中でおっしゃっていました。
(過去記事)
「ほとんどの布団を断捨離したミニマリスト、お気に入り布団は大切にケアしています」
オリジナルを出すことをとめない
こういったことは、一流のプロでも新人でも素人でも、ありとあらゆる職業において同じ現象が起こっているのではと思います。
何か新しいことをやると、かならず叩かれます。
逆に、叩かれなかったらそれはオリジナルじゃないってこと。
世の中には自分の知ってる世界にはないことを見聞きすると、感情が逆立つ人が多いようです。
でも、それを恐れて自分の中からオリジナルを出すことをとめる必要などありません。
なぜならば、それが自分の幸せと周囲の幸せの和をつくるための切符だからです。
病転じてなんとやら
発熱して寝込んでいたので、おもわぬところで時間ができ読書が進みました。村上さんの自伝はすばらしい良書です。
エリサさんの本もたのしみです。
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