都会やその近郊で人気が高い『古民家』について、以前の記事で取り上げました。

今日は、今はもう取り壊されてしまった著名なアーティストが住んでいた古民家をご紹介します。

あこがれの古民家ぐらし

ヨーロッパを旅して何百年も前の建造物を見たりすると、まだ建って日が浅い日本の古民家など「古くないわ」などと、思ってしまうことがあります。

日本の古い建物は木造で、耐久性が無く古い建物は残らないのですから、しかたがないですよね。

そうはいっても、ちょっと前と現在では生活様式がぜんぜん変わってきていますので、現代に生きる私たちが50年100年たった住居を見ると、『昔ながらの自然とともにあった生活』を垣間みる事ができたような気持ちにさせられます。

そのような暮らしは憧れです。シンプルライフを体現できる生活ができそう。

長ーい廊下につづく縁側に並んで座り、庭を眺めながらみんなでスイカを食べる。

ときおりちりんちりんと風鈴の音がしてくると、気持ちのよい風が頬をなでて通り過ぎてゆく。

平屋の生活も憧れです。
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クリエーティビティーが輝く古民家での暮らし

今日、ご紹介している写真は全て、著名なアーティストさんの今はなき古民家です。

この部屋↓は、アトリエに使われていたお部屋になります。南向きで庭に面しており創作力がかき立てられそうな景観です。

ペン立てやライト、飾り棚や机など古くてカッコいい調度品が少し。ミニマイズなセレクトの中にキラリと光るものがあります。

ミニマリストであることを目標にする人たちが、目指したいセンスの良さ。
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一般的には、床が汚れないように何かを敷いたりします。我が家でも犬部屋にはビニールが敷き詰められています。お子様のいらっしゃるお宅でも滑り止めのためと汚れよけのための、何かを敷いているお宅が多いですね。

アーティストの床は、こうです↓。まるで、意図的に描いたような美しさに感激しました!

このお宅が売りに出されたとき、「この床だけ売って欲しい」という人が、何人かいらしたそうです。
うまく写真に撮れなかったけど、実際には、ほぼ部屋一面がこの状態でめちゃくちゃカッコよかったんです。
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このような空間でクリエーティビティーが発揮されていたのですね。

故人の作品が、所々に飾られていました。

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めでたい土地の歴史がエネルギーを高め

実は、ここの土地は昔々その昔、『祭壇』だったところなんです。

掘り起こしたとき、祭事に使われる用具がわんさか出てきた場所。昔、地域の人たちが神様とコミュニケーションをとるための場所だったのです。

『場』のエネルギーって、なんとなーくあるじゃないですか。

このアーティストが住まう古民家は、いつもたくさんの人が集まる場所だったということでした。

「祭壇だった場所」とは、なんとめでたい!

昔、人々が神様に祈祷するときに集まっていた場所だったという事実を知って、住人の方も「やっぱりね」と思ったのだそうです。
家主のアーティストの方は、非常に繁栄されていました。

ご自身の才能オンリーでこのような暮らしを築いておられたのですから、まさに、「本当にやりたいこと」だけをする、豊かシンプルライフだったのではないでしょうか。

本質的でとても憧れる生き方です。

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取り壊されてゆく古民家

この素敵なお家は、今はもう存在していません。(;_;) 敷地面積が広かったので、買える人がいなかったんですよね。

最終的には、不動産業者が買い取り、この古民家をショベルカーで壊し、整地してから6つに区分けして販売(;_;) 。

今では小さくて縦に長細いプレハブ住宅のような家が密集して立ち並んでいます。

セミアは、このお家が欲しかったのだけど、断念しました。リノベーションをするとしたら、新築のお家を建てるより高くついてしまうから。

見た目だけのリノベーションならばさほどかからないかもしれませんが、以前の記事に書いたように、極寒の冬を乗り越えられる年齢じゃなくなってきますので、暖かい家に作り替えできないのならば、セミアの世代の人は住むことができません。

古民家を残してアーティストが集まる地域に

でも、若いアーティストの方は、情緒あふれる古民家での自然な暮らし、おすすめです。

特に、このような祭壇だっためでたい土地に、繁栄していたアーティストが使ってたアトリエのある古民家での創作活動は、最高にパフォーマンスが上がるのではないでしょうか。

ほんとうに、取り壊されたことが惜しくて、悔しい気持ちでいっぱいです。未だに、ときどき見にいったりしています。

こういった古民家をどんどん買い取って、リノベーションして、若いアーティストさん達に住んでもらえたらいいのに!!

こんな事業計画をしてくださる、パトロン的な企業家さん、どこかにいらっしゃらないでしょうか!?

 

読んでいただきありがとうございました!

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