お金は魔物、そう言い続けた結果こうなった

お金に対する態度によって、人生が大きく変わります。

先日、新聞の記事で「約80%の高校生が ”お金は汚い” という考えを持っている」という調査結果を目にしました。日本人の青少年のことです。

もちろん、若者達が生まれつきそのような考えを持っていたということではないと思います。主に、

生育環境
社会やメディアから受け取った情報
文化的背景
家族から学んだ
先祖代々の考え

などの影響で、こういった考えを持つに至ったのではないでしょうか。だとしたら、悲しいことです。

なぜならば、おそらくほとんどの大人達はこんなふうな考えを若者達に持ってもらいたいと思っていたわけではないから。

「伝わり方」が悪かった(上手くいかなかった)ということになりますね。「間違って伝わってしまった」とも言えるでしょうか。
 
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大人の口癖をそのまま真似る

女優の石原さとみさんと綾瀬はるかさんを足して2で割ったような美少女が中学のクラスメートにいました。

ある時、その少女の親戚がたまたま持っていた土地が、たまたまあり得ない程の高値で買われました。

億単位のお金がその親戚一家に入ったあと、家族関係がどんどんおかしくなっていったそうなのです。仲が良かったはずの兄弟姉妹なのに泥沼の争いが起こっていることを目の当たりにして、その少女の母親はつぶやきました。

「お金は魔物ね」と。

お母さんは、あの土地があんな値段で売れてさえいなければ、あの親戚家族は今も幸せだったはず、と思ったようです。

それを聞いた少女は、「そうだよね、お金は人を不幸にするもの!お金は魔物だ!」と母親の意見に賛同したのです。

四半世紀の歳月が過ぎ、オバさんになった少女W子に会う機会がありました。まだ美少女の面影があります。

久しぶりの再会の後ときどき話しをするようになったのですが、W子の口から「お金は魔物だからね」というセリフがでてきました。

かなり違和感を感じたのだけど、何度か耳にするたびにスルーしていました。

W子がかなりシビアな金銭的苦難に陥っていることを知ったのは、しばらくたってからのことでした。

そして、その苦しみはお金のことだけにとどまらず、身体も悪くなり精神的にもつらい日々を送っています。
 
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ポロリと言っただけなのに

W子のお母様は、たしかにその当時は親戚家族に起こった悲劇に心を痛めていたものの、何年も同じ気持でいたわけではありません。

ただ、その時に感じたことを口にしただけです。「お金は魔物ね」と。

それを、娘であるW子が重々しく受け継いだという形です。お母様がすっかり忘れていても、W子の頭には深くその考えが刻み込まれてしまっています。

こんなに歳をとっても、まだその考えが濃くこびりつきしっかりと自分のものとなっているのです。大人として、普段から言葉のつかい方には気をつけなくてはならないなーと思いました。

そうする為には大人自らがお金に対しての態度を改める必要があります。ただ「気をつけてる」だけでは不十分なのですよね。
 
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お金に対する態度をどう改めたらいいのか?

子供から見本とされているのですから、大人の態度を改めないことには問題解決には至りません。

改めなくてはならない主な態度。それは、

お金の悪口を言う
お金に関してウソを言う

お金の悪口というのは、例えばW子の口癖になっているようなこと。

もし「セミアさんって魔物だよね」と誰かにつぶやかれたら非常に心外で怒ります。だれかを魔物だなどというのは失礼なことですよね。

ある親しい友人が「お金がない、お金がない」とやたらと言っていたので、「無いなんて言うな!」と一喝したことがあります。お金に関してウソを言ってることになるからです。

お金はアルのに、無いなんて失礼です。

お金があるから屋根のある家で暮らせてる。食べるものもある。子供は学校で勉強もできている。「お金あるじゃん!?」と言ったら、納得してくれました。

本当にお金が足りないとして、「お金ない」と言い続けたら、もっともっと無くなってしまいます。

もしカツカツで困るなぁ〜ということを表現したいならば、「お金もっと欲しいな〜」と言うべきなのです。
 
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気づいた時から改善されていく

「うわっ!ヤバっ!お金の悪口いっぱい言っちゃってるわ!」とあせった方も、大丈夫です。正式に謝罪すれば大丈夫。

「いままで悪口を言ったり、あるのに無いなんて言ってしまってごめんなさい」と謝罪する。

その上で、悪口ではなく「良いところ」を言う。無いことを嘆くのではなく、あることに感謝する。

こうして、お金との健康的な関係を築きなおす。

子供達が誤解を招きかねない態度を、大人が改めていけば、周りに悪い影響が伝授されてしまうことも減ってくるでしょう。
 

一人から広がる健全なお金との付き合いの輪

「80%の高校生が ”お金は汚い” という考えを持っている」という新聞の調査結果には、本当に衝撃を受けました。そのような考えの若者が過半数を占めていて、日本の将来はどうなってしまうの!?と。。

「お金は魔物」、何十年間もそう言い続けた美少女は、結果的にその通りの状態を自ら創っています。

魔物なんだからそばに寄せ付けちゃいけない。魔物は家族から遠ざけなくては。そういう意味のことを言ってきたのだから、ちゃんとそのとおりの状況(お金がよってこない)になっています。

8割の高校生たちが「お金は汚い」と思っていたり、実際に言葉に出しているのなら、美少女と同じような運命をたどりかねないのです。

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