ミニマリストと呼ぶと違和感があるけれど、モノを持たない暮らしをする富裕層たち

今週はベトナムからブログを更新しています。

今日は、こちらのミニマリスト達のお話しをさせてください。

高度成長期のまっただ中にあるホーチミン市内には、成功者がいっぱい。

そんな成功者達の方々のシンプルライフに遭遇しました。

日本は戦後70年、ベトナムは戦後40年

諸外国の人が、「ベトナム」と言われて思い浮かぶのは、沢山のバイクが道路を走っているところ?、のどかな田園風景?、熱帯雨林?、そんなところかもしれません。

のどかな田園風景が広がる「農村地帯」に住む人達の人口は、全人口のうち70%。そのうち、農業を主な仕事としている人の人口比率は49%。

のどかな田舎というイメージを持っていてもおかしくはありません。しかし、都会は違います。

ベトナムの首都ハノイは、政治の中心経済の中心は、南の「ホーチミン市」。オフィスビルやデパート、そしてマンションなどの高層ビルが立ち並んでいます。

今のホーチミンは、ちょうど戦後の日本のようなイメージ。2000年以降は、年平均7%を超える『高度成長』を遂げています。

ちょっと来なかっただけで、ずいぶんと町並みが綺麗に整っていたり、新しい建物やお店が増えていたりします。

セミアと同じ世代の昭和組ならば、「高度成長期」と聞いてすぐイメージが湧いてくるかと思いますが、若い世代の人たちにとっては、教科書の中の話しみたいに感じてしまうでしょうか!?

70年前の1945年に戦争が終わったあと、日本はものすごい勢いで発展を遂げてきました。

ベトナム戦争が終わったのは、1975年4月30日のことですから、丁度40年前のことです。

ほんとうに、ついこの間のことだから、戦争後の貧しい生活を経験してきた人たちが、現在ビジネスで活躍している世代。

今のホーチミンにはさまざまなビジネスチャンスが転がっていて、ライバル不在で業界一人勝ちができる状態です。

2008年には、一人当たりのGDPがひとり当たり1,000ドルを超え、中進国になりました。

未だに諸外国の人が描いているのどかな姿とは、ちょっと違ってきている感じです。

経済発展に最も重要なのは教育

ベトナム人は非常に頭が良いうえに、勤勉です。

経済の発展に欠かせないもので、まず必要になってくるのは教育

だから、経済的に成功しているベトナム人たちは、子供をインターナショナル・スクールに入れています。

もちろん、父親の海外赴任でベトナムに住んでいる普通の家の子供たちもインターナショナル・スクールに通います。

外国人である子供達ではなく、高度成長期の恩恵を受け富豪となったベトナム人の子供達は、運転手さんが運転するロールスロイスやベンツで通学。フェラーリやポルシェのことも。

輸入税が200%だから、他の国で買うよりもこれら高級車の値段は高いのです。

そのような事が起こっています。

富豪達のシンプルライフ

先に書いたように、まだ高度成長期まっただ中ですから、今何かビジネスをはじめたら、一人勝ちできるライバル不在状態。投資家たちも何倍にも利益を増やすことができます。

成長頭打ちとなった日本の就労者が汗水たらして一日中働いている様子に比べ、シンプルに自然体で富を増やしているのが、いまのホーチミンの成功者たち。

彼らの住まいは高級マンションやら一軒家の豪邸なのですが、暮らしシンプル

シンプルというのは、ゴタゴタしていないという意味であって、質素という意味ではありません。

日本やアメリカのように、沢山のモノで溢れていないのです。

物はミニマルに、無形の豊かさを手に入れる

何人かのベトナム人成功者に聞いてみました。

「買ったモノやもらったモノがいっぱい増えてしまって、収納に苦労することがありますか?」とか、「クローゼットの中には沢山のモノがしまってありますか?」とか、クローゼットに入りきらないほどの靴や洋服がありますか?」

そんな部類の質問です。

そういう質問に対し、彼らは口々に言います。

「モノなんかに興味はないよ」と。

趣味で何かを収集していて沢山持っているとか、高級アンティークな飾り物や絵を集めているとか、そういう人には遭遇しません。

それどころか、外見ではどの人が富豪でどの人が一般市民なのか、見分けはつきにくいです。

お手伝いさんが着ているような楽なコットンの上下洋服を着ていたり、ビニール袋に札束を入れて街を歩いていたり(>o<)...

モノを持たない暮らしをしている彼らは、定義的にはたしかにミニマリスト

でも、日本やアメリカで言っている流行言葉としての”ミニマリスト”という言葉を彼らに対して使うと、なにかちょっと違和感を感じます。

本当に大切なものだけを持つミニマリスト富裕層

さすがに、私くらいの年齢になってくると、人相でなんとなく見分けはつくこともありますが、何も考えていなかったら、人の外見だけでは成功者かどうか見分けるのが難しいです。そのくらい成功者たちも自然体です。

「モノには興味ないよ」と言ったあと、こう続きます。

「そんないらないモノ買うお金があったら、投資にまわしているね」と。

投資にお金をつぎ込むということは、お金が増えるということ。(少なくとも高度成長期のベトナムではその法則がまだ通ります)そして、投資するということは、他者を成功させることを助けること。

ベトナムで成功している人たちは、高価なモノを持って自分のステータスを誇示することには興味をもたず、本質的なもののみにお金を使うのです。

それは何か!?というと、

この↓ような、『無形』のモノ。

子供の教育
インベストメント(投資)
ジムでのエクササイズ
健康食品
オーガニック栽培の野菜果物
美味しい食事
ファミリーのレジャー
貧しい地域の子供達への寄付

このように、無形のものにどんどんお金を使っていて、家に蓄積してしまうようなモノは買わない習慣のようにお見受けしています。
ms_don

所持品はミニマル、生活はシンプル

日本の就労者達が、たくさんの時間を通勤と就労にかけているのに比べ、ベトナムの成功者たちの1日の生活はシンプル。

ファミリーでヘルシーな朝食、果物をしっかりとる。

必要がない限りは、ほとんどはスタッフとの携帯メールのやりとりだけ。

ミーティングをしたり銀行に出向くこともたまにあるが毎日ではない。

投資家仲間やその他の友人とお茶したり、ランチしたりゆったりとした日中を過ごす。

1日の中で、必ずジムに行って体を鍛え汗を流す。

基本形はこのような感じ。

他人の視点を見せてもらえると自分の成長に繋がる

今回、甥っ子たちと毎日遊んで楽しい時間を過ごしたほかにも、まるで戦後の日本の高度成長期を垣間みるような、成功者達にもお話を聞けて、とても有意義な時を過ごせました。

私も本質的なこととか、自分にとって最重要なことだけにお金を使い、他者が買わせたいモノをおもわず買ってしまうといったことは無いようにしたいと改めて肝に命じました。

また、もっともっとシンプルに1日を過ごせるような自分になりたいと、決意を新たにしました。

「何もしない」を選択するのは、とても勇気のいることです。

少なくとも、私にとっては。。。

お手本となる人々と遭遇することができて、本当にありがたいです(^^)

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~今日もお読みいただきありがとうございました~
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