モノを減らしシンプルに生きたい!ミニマリストになりたい!でも、行動できないならば

生きてきた「時代」によって、好き嫌いや価値観が違うのだな〜、としみじみ思った体験があったので、今日の話題にとりあげてみますね。

モノを持たないことや、ミニマルな生活、そして物欲と関係のあることなので、引っかかりました。

この記事の最後の方で、「シンプルライフをおくりたいのに行動が伴わない」という方の為の対処法を書きます。

戦時中や戦争直後の時代の人たち

最初に載せた写真の料理の中で、一番左側の黄色いスープは、ムング豆のスープ。

とても消化に良くて、インドでは病気の時にも食べるのだそうですが、軽くてとても美味しいです!

このスープの作り方を教えてくれたインド人のお母さんが、40年前に料理教室を開いてた時はまだ20代。

生徒さんは50代とか60代の自分よりだいぶ年上の人たちだったそうです。

このムング豆のスープはインドで普段食べる基本のスープなのですが、インドのお母さんが20代の頃、50〜60代の生徒さん達から「豆はダメダメ!戦争を思い出しちゃうから!」と言われたというのです。

40年前に50代〜60代だった方々といえば、戦争体験者や戦後すぐの人たちです。

あの頃は食糧難で「豆しか食べられなかった」というご経験があります。

「豆」と聞いただけで、トラウマが蘇るのでしょうか。

「豆はダメダメ」と言われた後、インドのお母さんは年配の戦争体験者の方にも、なんとかこのスープを受け入れてもらうためにはどうしたらいいかしら?と考えて、こんな策を思いついたのだとか。

その策とは!?
「ジャガイモと人参の野菜スープ」という料理名に変えて紹介したのだそうです!

ムング豆というのは、非常に小さい豆で柔らかいのでスープにするとぐちゃぐちゃになって、形が残らないのです。

だから、わざわざスープの名前に「豆」という言葉を入れなくても、大丈夫。

そして、実際に、ムング豆のスープにジャガイモと人参を足しました。

これにより、インドではごく一般的に食されているムング豆のスープを、戦争体験者グループの方にも教えることができたのです。
ms_india.souse
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モノが無い時代だったから、断捨離なんてとんでもない!

戦争時代を生きた人たちは、モノが無い時代を苦労しながら生き抜いてきました。

だからこそ、日本が高度成長期を迎えたときに、モノを欲しがり、買いました。

食糧難の象徴みたいな、「豆」も「芋」も見たくもない!!

そして、「子供達には苦労させたくない」と肝に銘じている人がほとんどでしたね。

だから、戦争体験組を親に持つ昭和生まれの子供世代は「いっぱい持つのは良い事だ」、という価値観の時代を生きてきました。

経済もバブル期まで成長し、豊かな国でモノに溢れた生活をしていた人がたくさんいました。

その頃の考え方は、こんな感じ。

『今の生活を維持するためにはどんなモノが必要なのか?』という観点から、物事をみていた人で溢れていましたね。

それは、学歴であったり、見栄えのするバックだったり、ステータスを感じさせる車だったり、ブランドものの靴だったり。。。

モノ崇拝な世の中でした。

戦後から高度成長期にかけて、「ミニマリストを目指したい」なんて言う人は、皆無だったのではないでしょうか!?

シンプルライフを叫ぶ

そんな「買わされ」の時期をさんざん過ごしたあと、人々はうんざりし、ふと我に返って、自分に問い始めました。

『どんなことに価値を置いた人生にしたい?それを支えるには、どんな生活を築いてゆくべき?』

そして、「シンプルなライフを送りたい」と切に願い、それを声高々に主張する人々がアメリカで増えてきて、日本にも派生してきています。

まず、「自分にとっての価値感」があって、その為にはどうしようかな?と考えてゆく。

大変に、気持ちのよい考え方をする傾向になりつつあるような気がします。

最近の若者たちは、昭和な人々と比べるとずいぶんとシンプルになってきたと感じます。

お部屋はどんなふうになっているのかはあまり知りませんが、生き方とか考え方が、自分の価値観に基づいて選択されるようになってきつつあるのではないでしょうか。

(関連記事)
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違う時代に生まれてきた若者たち

バブル期と比べてしまうと、今の日本は経済がダウンしていますよね。

だから元々、生まれたときから昭和の様にお金がありまっているわけではない。買いまくったりモノ崇拝という考え方を持たないのが今の若い人たちです。

彼らは、自分たちより明らかにシンプルで本質的であるとお見受けしています。

でも、今はちょうど『変換期』。

まだ新しい時代には移行しきれていません。移動中!?変容中!?とも言えるでしょうか。

生まれたときからそういう時代だった若者達は問題なく適応できているかと思います。

それからバブリーな時代にモノで溢れた生活を体験した5〜60代は充分豊かさを堪能しているので、モノに執着しないと決めたとしたら、サッと変えられる人がわりと多いと思います。(変わりたくない人は変わらないと決めてその道で堂々と生きてゆけます)

でも、その中間層である30代40代の方の中には、試行錯誤しすぎて固まっている方も、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

「私は変わらないぞ!」という確固たる意思ももてないし、だからといって「こういうライフに変えてくぞ!」と新たな価値観に移行することにも躊躇してしまう。

モノを持たない暮らしがしたいのに、できない

そのような方々は、ミニマリストになりたい!モノを持たない暮らしがしたい!シンプルに生きたい!と切に願っていても、どうしても『行動が伴わない』という矛盾が生じてしまうことがあります。

なぜならば、「変化する」には痛みが伴うから。

表面上では「人生をもっとシンプルに変えたい」と思ってたとしても、「変わりたくない」というのが無意識の望みです。

そんな壁に立ち向かうには、自分の現状を認めた上で、「どんな人生を送りたいの?」と自問を繰り返すこと。

そして、自分の生き方の「定義」を作り直すのです。

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まずは、行き先を決めよう!

自分の生活をシンプルなものにするには、まず心を開く(自分に対して)。

そして勇気を出して自分の生き方とは?を定義づけしてゆくこと。

これって、意外としんどい作業です。一から考え直さないといけないから。

誰かがなんとなく決めてくれている価値観に乗っかった方が楽です。

だけど、おかれた環境も違えば、家族構成も違うし、考え方も異なる。

だから、自分が「こういうのがイイ」と思うライフスタイルを明白に言語化する必要がありますよね。

定義付けさえできてしまえば、あとはそこに向かってゆくだけ。

当たり前ですが、行き場書が決まっていないのなら、どこにも行けません(行動できません)。

どのに行くのか?(どんなライフにしたいのか)を、まずは定義しましょう♪

本日の記事で「ふむふむ」と思った方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!

ちなみに、決めるのは「行き先」だけで大丈夫です。
そこに行き着く為の道順は決めなくていいのです。
「自分の欲しい人生を」言語化して書くだけでOK!

(PS)

トップの写真の右にある丸いものは、インドのコロッケです。

小さくまるめたものにはスパイスや野菜みじん切りが入ってる。

その周りには、カシューナッツを砕いたものをまぶしてあります。

激ウマです!!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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