美味しいと思わされるのではなく、美味しいと感じたい!

「本当にやりたいこと」だけを選別し、それ以外はすべて排除してゆくミニマリスト“セミア”にとっての、『美味しいものだけ食べる』について、それからセミアのお気に入り調味料、などのご紹介です。

以前の記事でも書いたのですが、『美味しいものだけを食べる』というのは、グルメとかそういう意味ではありません。

天然のうま味や、その食品自体が持つエネルギッシュな力とか、そいうものをきちんと感じられる体になりたいという想いで、そう決めています。

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化学調味料を美味しいと感じてしまう病

私たちは、あまりにも化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)に舌が慣らされすぎていますので、脳がこちらの方を美味しいと認識してしまっている人も日本には大勢いらっしゃるでしょう。外食するとたいていは使われていますからね。

実は、ピッケは知り合った当時、私の作った料理を「美味しい」と言ったことがなかったんです。もちろん、私の手作りのご飯があまり上手にできてなかったのが一番の原因かもしれません。起業してからあまり料理に凝らなくなってしまってたし、仕方がないな〜、とあきらめていたのです。

そんなある日、ピッケは家以外で外食をするときにはたまに「美味しい」って言うことに気づきました。

そこで、どこで、どんな食事を食べた時に、どのタイミングで、「美味しい」と言うのか?をつぶさに観察することにしました。

そして、しばらく観察していてわかったことがあります。

それは、化学調味料(MSG)が多めに使われている料理を食べた時、一口目に「美味しい!」ということ!これはすごい発見でした!

一口目に「美味しい」というところに注目してください。その後、食べ進めていても再び美味しいとはあまり言いません。新鮮で本当に美味しいものを食べた時って、何度も美味しいと言ってしまうものじゃないですか!?食べ終わっても「美味しかったね」と言ってしまいますよね。

でも、化学調味料を食べて美味しいと一番強く感じるのは、舌にのったその瞬間。脳がうま味と認識して「美味しい」と錯覚する。

ようするに、一口目に特に美味しさが感じられるのが化学調味料で感じる旨味だと思います。

その昔、まだ独身だった頃のピッケは仕事も忙しく外食ばかりでしたから、食事するたびに化学調味料を口にしていたので、しかたがないことだと思います。

そして、この大発見の後から、ピッケの舌の感覚をナチュラルに戻すプロジェクトがはじまったのでした。

本物のうま味を味わいたい

海外では危険視されている、化学合成グルタミン酸が主成分の「グルタミン酸ナトリウムを利用した調味料MSG」は、味覚として感知できない性質を持っているとことが、恐ろしいところです。

いっぱい食べてしまっても、過剰に取りすぎていることに気づかないんです(@@)。グルタミン酸ナトリウム3gが食塩1gに相当するため、化学調味料をたくさん料理に入れてあると、塩分の取り過ぎになります。

もしこれが塩ならば、塩辛いのですぐ過剰なことに気がつきますが、化学調味料をとった場合には、味覚の感受性が飽和状態になってしまうので気づかないのですよね。

なので、飲食店の方も過剰に入れてしまうのでしょうか。外で食事をしたあとに、異常なほどに喉の渇きを覚えることがあります。この異様に喉の乾く現象が、化学調味料の性質により味覚感受性が落ちてしまった結果、過剰に食べてしまったというサインですね。

味には感じられなくても、体はちゃんと過剰摂取の反応してくれているわけです。ありがたい!

外食をするレストランだけでなく、スーパーに売っているほとんどのものにはこの化学調味料が入っていますよね「調味料(アミノ酸等)」と書いてあったら、それは化学調味料のこと。

近頃では、緑茶のペットボトルにも化学調味料のグルタミン酸ナトリュームを入れてるものがあると聞きました(調査はまだ)。味を良くするためというより、「美味しい!」と感じてもらうために入れてあるのでしょうね。また買ってもらうために。

このようなトラップにハマらない為にも、正常で健全な味覚や感覚を磨きたいものです。

味の深みは日本人が感じられる味覚

人は本来、シンプルで味に深みがあるものを美味しいと感じます。味の深みは、大地の質や光合成そして微生物の状態などの「複合的」な要因で変化してゆきます。

味の深みは“うま味”と表現できることもあります。うま味物質の一つに「グルタミン酸ナトリウム」という自然な成分がありますが、これは先に記述した化学合成グルタミン酸が主成分である「グルタミン酸ナトリウムを利用した調味料MSG」とは、まったく違うものです。

うま味の天然成分には3つあって、

①グルタミン酸ナトリューム(アミノ酸の一種)
②イノシン酸(核酸)
③グアニル酸

これらは単体ではなくて、組み合わせてつかうことでうま味の相乗効果が生まれて、より味が美味しくなるそうです。

「うま味の相乗効果」を生み出す組み合わせは昔からあって、「昆布のグルタミン酸 & 鰹節のイノシン酸」で出汁をとりますし、「玉ねぎのグルタミン酸 & 野菜類と牛肉のイノシン酸」の組み合わせの料理もたくさんありますよね。

①グルタミン酸=>利尻こんぶ、パルメザンチーズ、緑茶、いわし、トマト、白菜
②イノシン酸=>鰹節、煮干し、サバ、鯛、豚肉、
③グアニル酸=>きのこ類全般、ほたて貝、ずわいがに、ウニなどの魚介類、ノリ、ドライトマト、

こういった本物で天然のうま味成分を生かして、本当に美味しいものをつくって、それを日々いただけるようなシンプルライフを送りたいと心から思います。

発酵食品のことについては、また別の機会にお話ししたいです!

セミア家お気に入りの和食調味料

美味しいものは新鮮なもの。美味しいものは発酵や熟成が深いもの。

食材も美味しいものを選びたいけれど、毎回使う調味料を吟味して選び、こだわるようにしています。今日は和食で活躍している2つをご紹介しますね♪

これは、プロ並みのお料理の腕前を持つ、セミアのお姉さんのような存在の方から教えていただいた、4年間も焼酎を熟成させてつくられている『小笠原味淋』です。

私は、この味醂を使いはじめてから、人生が変わりました。って、大げさかな()。でも、いつも通りにお料理して、いつものようにこの味醂を使うだけで、まるでお料理が上達したかのような美味しい味に仕上がるんですよね。

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この味淋は、ご近所の酒屋さんで購入しています。スーパーなどではまだ見たことがありません。そこの酒屋さんのおじさんが、この味醂のことを語りはじると、めっちゃ滞在時間が長くなっちゃうんですよ(笑。そのくらい、店主もおすすめしているのがこの味醂なんです。

そんな店主から「ご主人に“これシェリー酒だよ”って言って飲ませてみなよ、だまされるから」といって、勧められたのがこちらの料理酒です。
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京都伏見の老舗蔵「松本酒造」の『澤屋まつもと純米料理酒』です。ちょっと高価だけれど、そんなに大量に使うわけではないので、我が家では愛用しています。

だって、料理の味がぜんぜん異次元に違っちゃうから!それから、煮物なんかでお砂糖をあまり入れなくなりました。特に、『小笠原味淋』を使うとお砂糖はいらないですね。砂糖を入れると、もったいないくらい。深い深い味わいが感じられます。

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